「後半から出場で交代させられた大迫、コーフェルト監督による懲罰か?」ドイツ・ブンデスリーガ第29節 シャルケ04-ブレーメン

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再開後は10試合勝ち無し、3試合で失点9と守備が崩壊しているシャルケは、GKシューベルトからニュベルに代えて立て直しを図る。アウェイのブレーメンは大迫がまたベンチスタート、2トップがサージェントとラシツァ、トップ下にはビッテンコートが先発の4-3-1-2。

試合はホームのシャルケが5バック状態で守備的な布陣を取り、降格圏でアウェイのブレーメンが一方的にボールを保持するまさかの展開で始まる。前半20分を過ぎるとようやくシャルケも攻撃の姿勢を見せるようになるが、シュートシーンを作るまでには至らない。

すると前半32分、シャルケのCBトディボがボールを持って前に出たところでボールを奪われカウンター、パスを受けたビッテンコートがカットインから左足でゴラッソなミドルを決めてブレーメンが先制する。シャルケも37分にFKからマケニーがフリーでヘッドも枠外。

その後はビハインドのシャルケが攻勢に出るかと思いきや、むしろブレーメンのほうに勢いが見える展開のまま前半を終了する。そして後半からビッテンコートに代わって大迫がトップ下の位置に入る。

後半になるとシャルケは完全に攻撃へとスイッチを切り替え、WBが常時高い位置を取る3バックになり、大迫は4-1-4-1の右SHとして、シャルケのWBミランダをマークする役割になり、6分にはマケニーから強烈な肘鉄を食らってしまう。17分にはミランダと競り合って大迫にイエローカード。

その後も大迫は守備ではSH、攻撃ではトップ下でひたすらロングボールを競り合う地味な仕事をこなし続け、43分にはようやくDFライン裏への飛び出しにスルーパスが合い、GKと1対1になるも相手のカバーが早く、横パスを出したが相手にカットされて得点ならず、大迫にとってのこの試合最大のチャンスをものに出来なかった。

大迫は後半ロスタイムにグロスと、後半からの出場だったのに交代という屈辱。そして試合はそのまま0-1でブレーメンが勝利。これでブレーメンは勝ち点25、16位のデュッセルドルフがバイエルンに敗れたために勝ち点2差となり、プレーオフ圏が完全に視野へ入った。

チームが大きな勝利を挙げる中、大迫にとっては後味の悪い試合になってしまった。コーフェルト監督が練習で大迫に対して消極的な姿勢を批判していたようで、それを試合で出してしまった事への懲罰的な意味合いがあったのかもしれない。次は必ず見返してもらいたいところだ。

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