「長谷部がいないとソーシャルディスタンスなフランクフルト」ドイツ・ブンデスリーガ第26節 フランクフルト-ボルシアMG

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DAZNじゃなくてスカパーなのに、出演者のスケジュール調整が間に合わなかったのか、英語実況のままで放送されてしまったフランクフルト対ボルシアMGの試合。

ホームのフランクフルトは、ドストの1トップに鎌田が右SH、イルザンカーがアンカーに入った4-1-4-1で長谷部はベンチスタート。ボルシアMGは4-2-3-1のフォーメーション。

開始1分に、DFライン裏へのパスをポストで繋がれ、最後はプレアに左サイドから決められる。フランクフルトの守備は、一応はマンマークでついて行ったのだが全く意味をなさない甘い対応だった。

その6分後にも、フランクフルトのソーシャルディスタンス守備が炸裂、また左へのロングボールから、オーバーラップしたSBベンセバイニにあっさり切り替えされ、折返しにドフリーになっていたテュラムが難なく押し込み2点目。

フランクフルトは、アンカーのイルザンカーがCBの間に入ってビルドアップに加わるのだが、全く展開できずにコスティッチや鎌田までボールが届かない。仕方なく鎌田はサイドから中に入って縦パスを受ける動きを見せ、18分にPA内でボールを拾って股抜きでシュートもボールはサイドへ流れてしまう。

その後はフランクフルトがボールを支配する流れになるも、1トップのドストはロングボールは競れてもパスワークには役立たずで、スペースが狭い中では存在感がほとんど無い。逆に何度かカウンターから決定機を作られるも、GKトラップが何とか防ぐ。

後半からフランクフルトはソウに代えてアンドレ・シウバを投入、4分には左サイドでの組み立てから鎌田が抜け出し、カットインからシュートも相手に当たってしまう。しかし、またすぐにフランクフルトが攻めあぐねてボルシアMGがカウンターという流れに。

後半26分に長谷部が出場準備をしていた時に、エンディッカがエンボロをPA内で倒してしまってボルシアMGにPK、3点差になったところでようやく長谷部が入り、ボールホルダーに対して積極的にアプローチする動きでリズムを作ると、37分にローデからのパスを受けたアンドレ・シウバが1点を返す。

その後も猛攻を見せたフランクフルトだったが、ガチノヴィッチのミドルは惜しくも外れ、ボルシアMGにも何度か決定機はあったがスコアは最後まで動かず1-3で試合終了。フランクフルトは黒星での再スタートとなった。

長谷部が入ってから試合内容がガラッと変わったのを見ても、最初から長谷部をスタメンにしていればという意見が出るのも当然だと思う。対人に不安があったというのがヒュッター監督の言い訳らしいが、再開初戦という難しい試合だけに、なおさらベテランを起用すべきだったと思う。鎌田は、良い場面もあったが全体的には見どころは少なかったかな。

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