白紙になったJリーグ再開予定、そのポイントとなるのはどこか

スポンサーリンク

4月3日に、NPBとJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議が行われ、当然予想された事ではありましたが、4月25日からを予定していたJリーグ再開の計画が白紙になってしまいました。

再開の日程は白紙に。第5回新型コロナウイルス対策連絡会議会見レポート:Jリーグ.jp

日毎に新規感染者が増え続け、東京に至っては118人を記録してすぐにでもロックダウンが始まるのではないかという状況で、再開日程を決めるのはあまりに無謀である事は確かです。

いくらスタジアムで間隔を空けて座って静かに応援したとしても、試合に勝った直後にサポーターが居酒屋などで密集、密着、大声を上げて騒ぐ事まで監視することは出来ません。会見での「社会に対する責任」という点はそういう部分も含まれるのではないかと思います。

イタリアとスペインでの感染爆発は、チャンピオンズリーグのアタランタ対バレンシアがメガクラスターになってのではないかと指摘されています。

WHO幹部も認めた…イタリア&スペインの大規模感染「欧州CLが重大な役割」 | ゲキサカ

ではどうなればJリーグが「社会に対する責任」を持てるようになるのか。それにはやはり新型コロナウィルスに対する標準治療の確立が前提になりそうです。現状では期待できる薬はアビガンやフサンぐらいしか無く、その治験が終了、承認後という事になります。つまり、8月ごろまでは再開は厳しいのではないかと思います。

もしそれより早まるとすれば、昨年末から毒性の弱いS型の新型コロナウィルスが蔓延した事により集団免疫の獲得が早まる事、高温多湿の梅雨、夏が来てウィルスの伝染力が減退、収束に向かう事が起こった場合でしょう。かなり厳しい見立てではありますが、少しでも望みを持っていたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました