とどまるところを知らない新型コロナウィルスの蔓延で、とうとうJリーガーにも感染者が続出する事態になっています。
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Jリーグで感染広がる…群馬、舩津徹也の新型コロナ陽性を公表「できる限りの予防したが…」 | サッカーキング
J1セレッソ大阪・永石拓海選手が新型コロナに感染
先日、神戸の酒井高徳がJリーガーとして初めて感染したと思ったら、立て続けに3人が感染。永石選手は食事を共にした知人が感染していた事が分かっている模様ですが、やはり感染しても無症状・軽症である若者が自粛をものともせず動き回り、スプレッダーとして市中感染を広めている可能性が高くなっています。おそらく、実際の感染者は発表された数字よりもはるかに多くなっているはずです。
ただ、不思議なのはこういう状況であればとっくにオーバーシュートしていてもおかしくないのに、日本を始めとした一部の国ではイタリアやスペイン、アメリカほどの感染爆発に至っていない事です。今まではその理由として、日本人が清潔好きとかハグをしない、土足で家に上がらない、手洗い・マスクの徹底が挙げられていましたが、それだけで防げるほど生易しい相手ではありません。
3/21に、あくまで仮説の推測としてこういうツイートを流しましたが、その時はおかげさまで否定的な反応をいただきました。
年末から日本はコロナウィルスに晒されていたが、武漢で突然変異の強毒化が発生、そこからパニックが広がった。が、日本では同系統のコロナウィルスにかかっていて免疫を獲得している人が多く、武漢ウィルスが広まらずに済んでいる。
— こばやしりょーじ (@gazfootballcom) March 21, 2020
が、京都大学の研究者からそれを裏付けする疫学論文が出されました。インフルエンザの減少は暖冬のせいだと言われていましたが、これならある程度納得です。
SARS-CoV-2 SタイプがLタイプよりも早く出て、部分的耐性を付与したという仮説。インフルエンザの急激な減少がSタイプが蔓延したことを示す指標ではないかという。京大の研究者の疫学論文が出た。BCG説より信憑性あり。https://t.co/ags2UUUApe
— 島薗進 (@Shimazono) April 1, 2020
そして上記ツイートにもあるBCGの接種が自己免疫を高めて新型コロナウィルスによる重症化を防いでいるのではないかという仮説。
日本型BCGで新型コロナの免疫ができる? ? アゴラ
エビデンスは無いのですが、疫学的な調査・統計では明らかに有意な差があるので、全く無関係ではないと言われています。BCGについては、ほとんどの日本人は接種が済んでいるとされ、私もツベルクリン反応でハンコ注射を押されました。あれ、しばらくはとても痒いんですよね(笑)。
また一般論ではありますが、新型コロナウィルスも他の風邪と一緒で湿度が高くなれば感染力が弱まるのではないかという話。
イェール大学の研究者は、新型コロナウイルスは、空気中の湿度が40から60%程度いなると感染力が大幅に低くなると発表です。感染終息に期待が持てる発表です。https://t.co/HjdW6gg56J
— bellbelo99 (@bellbelo99) March 31, 2020
さらに新型コロナウィルスで髄膜炎を併発した重症患者が、アビガンの投与で回復したというニュース。
感染で髄膜炎の20代男性快方へ|NHK 山梨県のニュース
髄膜炎は季節性インフルエンザが重症化した時にも発生し、しばしば子供の命を奪う怖い症例なのですが、その場合にもアビガンが使えそうですよね。
敵は強大で恐ろしい相手ですが、徐々に包囲網が狭まっている感があります。感染者数はこれからも増加するでしょうが、重症化に人為的な歯止めがかけられたら普通の風邪になります。Jリーグ再開の見通しまでもう少しの辛抱だと思うので頑張りましょう!