「ポゼッションサッカーは浸透されてる、後は完成度を高めて実戦へ」DAZNトレーニングマッチ 清水エスパルス-ジュビロ磐田

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ここ1ヶ月というもの、サッカーがストップしたと同時に新型コロナウィルスについて日々の情報に追いまくられ、すっかり自分がサッカー観戦が趣味だった事すら忘れてしまいそうになるぐらいで、今日DAZNで放送されたこの試合もうっかりすると忘れてしまいそうになるぐらい、サッカーに対する意識がボケていて戦慄しました。

てなわけで、精神的なリハビリがてらにブログを更新。DAZNで放送されたトレーニングマッチの静岡ダービー。まず清水のフォーメーションはティーラシンを1トップに据えた3-4-2-1で、ジュビロ磐田のほうは4-4-2の形でスタート。

試合は序盤から清水がボールをポゼッションする流れ。清水の形は3バックのビルドアップにアンカーが参加し、相手のマークを数的優位で外してバイタルエリアに縦パスを入れ、そこからウイングが張っているサイドにパスを展開、基点を作ってニアサイドへの飛び出しやクロスでゴールを狙うという、グアルディオラ監督の5レーンメソッドそのままのサッカーを展開する。

ジュビロは逆にビルドアップで苦労し、ボランチが清水にマークを受ける中で何とか低いサイドにボールを回して、そこからFWの小川航基を走らせる形が多くて単調だったが、35分にカウンターから小川がDFラインギリギリで抜け出し、冷静に流し込んで磐田が先制。さらに42分にも小川がサイドで抜け出し、クロスをフリーの三木がシュートも枠外に外してしまう。

後半はリードを許した清水が前半以上にラインを上げてボールを支配する流れになるが、磐田もボランチがDFラインまで下がってニアゾーンを警戒、清水は前半ほどスムーズに攻撃が組み立てられなくなる。そしてまたまた小川にDFラインギリギリから抜け出し、清水GKネト・ヴォルピにエリア外で倒され、一発レッドでもおかしくなかったがイエローで終わる。

なかなか後半は良い形で攻撃を作れなかった清水だが、10分に右サイドから奥井がクロス、ヘディングでの折返しを後藤が押し込み同点。その後は、上原がアンカーに入って4-3-3的になった磐田のほうがポゼッションする流れで推移する。そして後半35分、ルリーニャのクロスをフリーになっていた伊藤が頭で合わせてジュビロが再びリードする。。

しかし後半40分、攻勢を強めた清水が左サイドを突破、クロスを後藤が絶妙なコースにヘディングを決めるゴラッソで再び同点、勢いの落ちない清水はロスタイムに左サイドでパス交換、浮き球のダイレクトパスに金子が抜け出し、飛び出して来た磐田GK八田をチップキックで交わすゴールを決め、試合終了。清水が終盤に2点を決めて3-2の逆転勝利となった。

実はトレーニングマッチは2試合行われ、放送されなかった2試合目は8-0で清水が爆勝、選手層の違いを見せつける結果になったが、1試合目についてはどちらも完成度はまだまだな部分はあるものの、戦術的な意識が統一された好ゲームだった。とにかく早く公式戦が見たいものである。

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