前節で勝ち点最下位の18位と降格圏に突入してしまったマジョルカは、14位のアラベスとホームで対戦。
久保はまたベンチスタートで、久保のいないマジョルカの試合をDAZNで見るのはあまりにマゾが過ぎるので、例によって久保のプレイを時間軸で列記。
後半7分、久保がフェバスに代わって右SHとして投入されたが、その役割で固定せずにどんどんボールサイドに寄っていくポジショニングを見せる。
9分、スローインから左サイドに回っていた久保がヒールパスを受け、ゴールライン際から折り返したボールをダニ・ロドリゲスがゴールするも、その前のクチョ・エルナンデスがVARでハンドを取られてノーゴール。
13分、右サイドへの展開から久保がインサイドでパスを受け、カットインからシュートもヒットせずボテボテのシュートをアラベスGKパチェコがキャッチ。
14分、左サイドに回っていた久保が絡み、クチョ・エルナンデスがシュートも枠外。
17分、セビージャから左サイドへの展開からクロスをクチョ・エルナンデスがヘッド、それはパチェコが弾いたが、クチョ・エルナンデスが自身で押し込み1-0。
25分、低い位置でボールを繋いでカウンターを狙うも縦パスを受けたブディミルが倒されイエローカード。
32分、リード以降は比較的右SHのポジションを守る久保、パスカットからのカウンターからピッチ中央で受けて左へ上手く展開、クロスは相手に当たる。
33分、ショートコーナーから久保がダニ・ロドリゲスに預け、ワンツーを狙うもダニ・ロドリゲスはシュートして枠外。
34分、ロングボールを競り合ったボールが久保にこぼれ、右サイドから折り返すも相手に当たる。
マジョルカはそのまま6分のロスタイムを守りきって1-0で試合終了。公式戦は4試合ぶりの勝利となった。
最近は、一応は右SHのポジションには着くんだけど、かなり頻繁にボールサイドに寄って左サイドに行ったりすることが多く、久保のスペースは他の攻撃陣がシフトして埋めないので、右SBのポゾが上がってバランスを取る3バックのような形になっている。アラベス戦では失点には繋がらなかったが、ポゾ1枚だとかなり守備は頼りない。
久保は狭いスペースでも十分ボールに絡めるので、これまでよりもボールに触る機会は増えてはいるのだが、これが果たしてチームオーダーなのかどうかが気になる。最初から監督にその意図があればトップ下で使いそうなものだし、得点後はまたポジションを守って守備をしていたのだから、ある程度久保の裁量で動いているような気がする。さて、この方針変更が吉と出るか凶と出るか。