絶賛過密日程中のリバプールは、リーグのウルブズ戦から全員メンバーを交代、若手とベンチ主体のスタメンとなった。南野は4-3-3の1トップの位置、いわゆるゼロトップの役割で先発、シャドーにはオリジとエリオットが並ぶ。
前半8分に、中盤まで下がってボールを受けた南野が反転からオリジにパス、シュートまで行った場面、そして15分には南野が落としたボールをチリベジャがワンタッチでロングスルーパス、ジョーンズが決めて先制と、試合の入りは悪くなかった。
ただ、そこからは南野の動き直しが警戒され、南野がボールを受けてもマークされているのでバックパスをするしか無く、そこからリターンをなかなか受けられないので、その次の攻撃へと繋がらなくなってしまう。
リバプールは後半開始早々に相手のオウンゴールで2点差にしたのはいいが、20分にDFラインを破られラルーシュがPA内でタックルしてしまいPK、さらに後半30分、GKからのキックで競り合ったこぼれ球を、ロヴレンが軽率な対応で抜かれてしまい同点。
クロップ監督は慌ててサラー、フィルミーノを投入、ロスタイムには2人のコンビネーションで決定機を作るが、サラーのヘッドはわずかにポストを外れて試合終了。2-2のドローにより再試合という結果になった。
南野は本来想定されていたゼロトップ起用だったが、前半は良かったが途中からは消えがちになってしまった。もちろんコンビネーションの問題や中盤のクォリティの差はあるのだろうが、ちょっとイングランドでその位置でやるにはいろいろ軽すぎるのは事実。香川がマンUで失敗したので怖いところではあるが、ある程度は筋肉を増やす方向で行かざるを得ないだろう。