「チームに貢献もシュートが決まらない中島、怪我を機会に調子を取り戻せるか」ポルトガル・プリメイラリーガ第16節 モレイレンセ-ポルト

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ベンフィカに勝ち点4差で食らいついているポルトは、13位のモレイレンセとアウェイで対戦。今節は既にベンフィカが勝利して暫定で勝ち点7差なので、是が非でも負けられない試合。モレイレンセのフォーメーションは4-4-2で、ポルトは前節に引き続き中島がトップ下に入った4-2-3-1でスタート。

モレイレンセの守備は3ラインをコンパクトに形作るディフェンスで、トップ下の中島はまたいつものようにボランチに挟まれたポジションを嫌ってサイドや中盤に逃げてボールを受けようとする動きを見せる。

しかし前半3分に早速それが裏目に出てしまい、中盤でマレガが追っていたボールを中島が拾ったのはいいが、マレガが止まれず押し倒す形になってしまい、そこからカウンターを受けて最後はアブレウに持ち込まれてそのままゴールを決められてしまう。

失点直後は焦りからかミスが多かった中島だったが、徐々に相手のアンカー脇に出来るスペースでボールを受け、そこからドリブルやパスと徐々に自分のリズムを取り戻し始める。すると前半30分、右サイドでコロナが切り返しからクロス、DFラインを抜けて飛び込んだソアレスが頭で押し込みポルトが同点。

さらに36分、中島が絡んだ攻撃からゴール前に飛び込んだコロナが相手に蹴られたというVAR判定でPKが与えられ、アレックス・テレスが冷製に流し込みポルトが逆転。が、ぺぺが欠場したポルトのCBは不安定で、43分に右サイドからアーリー気味のクロスに誰も触れずそのままゴールイン、同点で前半を折り返す。

後半もポルトがボールを保持するんだけど、展開はサイドに偏って単調なクロスが多い。そこに中島が中央でドリブル、カットインからシュートとアクセントを付けるのだが、この試合はシュートの精度があまり良くない。

ようやく26分、中島のポストから浮き球がポンポンと流れたところにルイス・ディアスがファーから飛び込んで押し込み、ポルトが再びリードする。そして中島は37分に交代。その直後にディアスから横パスを受けたコロナが浮いたトラップをボレーで叩き込み4点目。これで勝負あり。

中島がトップ下で先発するようになってからは調子が良いし、バイタルでの基点や攻撃のアクセントという意味では貢献出来ているんだけど、最近はシュートの精度が上がって来ないのが少し気がかり。この試合で怪我をしたそうだが、これを良い機会にしてしっかり休んでコンディションを整えてほしいね。

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