「ハブられていたのも今は昔、全員が困ったら久保にボールを渡すマジョルカ」リーガ・エスパニョーラ第16節 バルセロナ-マジョルカ

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かつて久保が在籍していたバルサと対戦するという事で注目された試合。バルサはグリーズマン、スアレス、メッシの3トップを並べた4-3-3、久保は4-4-1-1の右SHで先発。で、例によって久保のプレイを中心にレポート。

試合は当然ながらバルサが圧倒的にボールを支配する流れでスタート。

前半2分に久保から短いスルーパスも、味方が予測してなくてシュートまで行けず。

6分、久保がボールを持つとブーイング。カットインからクロス、ギリギリ合わずCK。

7分、GKからのロングボールにガメスが裏を取られ、グリーズマン独走でチップキックのゴール。

8分、久保のドリブルをセルジ・ロベルトが腕で止めてイエロー。

17分、メッシがカットインからファーにスーペルゴラッソでバルサ2点目。

19分、2度ほど久保がサイドからチャレンジもミス、3度目に味方のシュートを引き出す。

26分、バルサに攻撃練習を繰り返される中、久保がボールをカットして自分で相手陣までドリブルで推進、セルジ・ロベルトにファールで止められる。

35分、久保のパスカットからダニ・ロドリゲスに絶妙なパス、カウンターからマジョルカが攻め込み、セビージャのスルーパスをブディミルが上手くコースに決めてマジョルカが1点を返す。

42分、セビージャが致命的なミスパスでメッシに繋がれ、慌ててマークに行ったがまたファーにゴラッソを決められバルサ3点目。

43分、バルサがマジョルカゴール前でポンポンとパスを繋ぎ、最後はラキティッチのスルーパスからスアレスがヒールシュートの舐めプでゴール。

45分、久保が単独のドリブルからカットイン、ブディミルとワンツーをするも戻しをカットされてしまう。

後半2分、2人にマークされながらもクロス、しかしGKキャッチ。直後にも右サイドでボールを持つがパスミスでカットされる。

14分、サルバ・セビージャが下がって左SHにクチョが入る。17分、久保が蹴ったショートコーナーからシュートも右へ外れる。

19分、久保からオーバーラップしたガメスにパス、ガメスのクロスをテア・シュテーゲンが触れずブディミルがヘディングで決めてマジョルカが2点目。

22分、久保から左サイドにクロスも味方が追いつかず。25分、カウンターから久保が股抜きパスを狙うも引っかかる。

32分、久保がドリブルで切れ込んでのシュート、ラングレの手に当たったように見えたがファール無し。

26分、ガメスからボールを受けた久保が縦に突破しながら2人の間をパス、しかしガメスには通らず。

39分、スアレスのポストを受けたメッシがダイレクトでマジョルカのDFの間を通してニアに叩き込み、バロンドールを自身で祝うハットトリック。

41分、久保が縦に切れ込んで折返し、GKテア・シュテーゲンが何とか弾く。

その後は試合が動かず5-2で試合終了。マジョルカは形だけはメッシをマークはしていたが、1対1の間合いが遠くてほとんど意味をなしていなかったね。

久保は味方から総スカンを食らってボールが来なかった数試合前が嘘のように、もはや全員が困ったら久保にボールを預けるのがパターンになっていて笑ってしまう。

ただ、まだゴールに近いところでのプレイに課題がある。スルーパスみたいな足元テクニックはいいけど、強いクロスやシュートといったパワー系は、メッシの大木のような体幹の安定度に比べると、久保はまだ軸が不安定に見える。そこがこれからの課題だろう。

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