「酒井はPKを奪うドリブルも怪我で負傷交代、改めて存在の大きさを痛感」フランス・リーグアン第15節 アンジェ-マルセイユ

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シーズン序盤は出遅れたが、現在4連勝でいつの間にかリーグ2位に浮上して来たマルセイユ。今節は3位のアンジェとアウェイで直接対決。酒井は4-3-3の右SBで先発。

試合はホームのアンジェが激しくプレスをかけて来て、マルセイユはなかなか攻撃のビルドアップをさせてもらえない。アンジェはボールを奪うとアンカーのストロートマン横のスペースを使い、どんどん後ろから人が湧いて攻め立てる。

しかしマルセイユは14分のセットプレイから決定的なヘディングをGKマンダンダがファインセーブするなど必死で耐えていると、16分にゲットしたFKの場面で飛び出したサンソンにパイェが早いリスタートを合わせ、サンソンがフリーで流し込みマルセイユがワンチャンスで先制する。

その後は、マルセイユが2列目の位置を下げてアンカー脇のスペースを埋める守りにした事で試合が落ち着き、それまでは防戦一方だった酒井がオーバーラップする機会が増え始める。

すると40分、酒井がインナーラップでスルッと上がったところにパスが通り、PA内で後ろからトマに引っ掛けられPK。酒井はこの転倒で肩を痛めてしまったが、キックはパイェがGKの動きを見て冷静に決め、マルセイユには大きな2点目。

前半の終わりはまだ酒井はプレイをしていたが、やはり続行は出来なかったようでマキシム・ロペスと交代、SHのサールがSBに下がって後半スタート。

酒井の安定感が無くなった事で右サイドを攻められるようになり、そこを基点に逆サイドでシュートを狙う形でアンジェがまた攻勢をかけるが、マルセイユも何度かゴール前でFKを与えながらも粘り強く守る。

最後はアンジェも攻め疲れが見えてラストプレイが雑になり、マルセイユも何度かカウンターからシュートの場面を作ったのだがこちらも決められず、2-0のまま試合終了。これでマルセイユは3位ボルドーに勝ち点5差と2位の座をがっちり固めている。

ファールを受けた時には相当に痛そうだった酒井だったが、監督の談話によると軽症のようで一安心。相棒のトヴァンが長期離脱中でなかなか攻撃面で良さは出せていないが、自らSBが出来るサールとのコンビは守備面で安心して見ていられる。長友も衰えつつあるし、そろそろ代表での後継者が出てくれるといいのだが・・・

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