「南野はCL2得点目、リバプール相手にホームでグループリーグ突破を狙う」UEFAチャンピオンズリーグ グループE ゲンク-ザルツブルク

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ここまで勝ち点1で、既にグループリーグ敗退が決まっているゲンクだが、3位になればヨーロッパリーグへの出場権が獲得できる可能性があるため、ホームでのザルツブルク戦には大勢の観客が詰めかけた。逆にザルツブルクは決勝トーナメント進出のためには勝利が絶対に必要な試合。

ザルツブルクが中盤ダイアモンドで南野がトップ下、ダカとファン・ヒチャンが2トップにに入った4-4-2で、ハーランドはターンオーバーなのかベンチスタート。ゲンクのフォーメーションは予想された3バックではなくて、伊東純也が右SHに入った4-4-2の形。

試合は中盤での競り合いでゲンクが激しい当たりを見せ、ボールの支配率ではやや優位に立つ流れで始まるのだが、ボールを奪ってからの飛び出しの速さ、攻撃陣の意思疎通については明らかにザルツブルクが上だった。

南野とファン・ヒチャン、ダカの3人だけでシュートまで持って行けるザルツブルクに比べると、ゲンクは各選手がボールを持つ時間が長く、伊東が良いタイミングで飛び出してもパスを合わせられず、結局中でこねてしまって苦し紛れのパスをやすやすとカットされるなど、速攻のクォリティには絶望的な差があった。

それでも何とかゲンクは無失点に抑えていたのだが、前半43分にミドルシュートはGKクーケの正面だったが、手で落としたボールに回転がかかり、前に溢れたところをダカに押し込まれて先制点を許すと、その直後に右サイドのスルーパスに反応した南野が、右足で流してニアを狙うと見せかけ、ファーぎりぎりに流し込む技アリのシュートで2点目。

前半と同じように後半もゲンクが攻勢には出るのだが、やはりゴール前での意思疎通は向上せず決定機には至らず。逆にザルツブルクは後半17分に温存していたヒホランドを投入、ダカとファン・ヒチャンの2トップに変わると、早速後半23分に左サイドからホランドのクロスをファン・ヒチャンが合わせて3点目。

後半27分には伊東が強烈なシュートもGK正面、35分には奥川がショボスライに代わって右インサイドハーフに入り、40分にGKミニョレのファンブルを拾ったサマッタがようやくゴールを決めてゲンクが1点を返す。

しかしザルツブルクは後半42分、南野のパスからホランド自身のドリブルでゴール前へ攻め込むと、一度は止められたがボールを拾ったムウェブからのラストパスを受けて、チャンピオンズリーグ5試合連続ゴールを決める。そしてそのまま1-4で試合終了。

グループリーグの順位は同勝ち点の場合、当該チーム同士の成績が優先されるため、ザルツブルクはアンフィールドでの試合で4-3だった事を考えると、3点以上の失点をせずに勝利すればグループリーグ突破が決まる事になった。リバプールは強いけど、ホームなら可能性はゼロではない。何とか奇跡を起こして欲しいね。

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