ここまで連敗と相変わらず波に乗れないシント・トロイデンは、現在リーグ3位のゲントと対戦。シント・トロイデンは3-4-1-2のフォーメーションで、GKはシュミット・ダニエル、鈴木優磨は2トップの右で先発、伊藤達也とヘントの久保はベンチスタート。
試合は序盤からホームのシント・トロイデンがボールを支配する流れで始まるが、ヘントの守備はコンパクトでフリーな状態でクロスが上げられず、FWへのマークが厳しくてシュートまで持って行く機会がほとんど無い。逆にカウンターから何度か危ない場面を作られる始末。
前半37分にボタカからグラインダーのクロスが入って初めての決定機になったが、鈴木優磨の足が一歩及ばず流れてしまった。44分にはカウンターから鈴木優磨がドリブル、カットインからシュートと見せかけてサイドにパスもクロスが合わず。
後半はヘントが仕掛け、4分に高い位置でボールを奪ってからスルーパスが通り、GKと1対1になったがシュートはかろうじてニアへ外れる。9分には強烈なオーバーヘッドシュートを食らうが、シュミット・ダニエルがファインセーブで弾き出す。
シント・トロイデンは守備から攻撃への切り替えが遅く、カウンターの場面でも味方のフォローが無くて結局ボールを戻したり奪われたりというシーンが多い。ようやく後半24分、右サイドからのパスに鈴木優磨がヒールで流し、そこからフリーになる動きを見せたんだけど、ボリが持ち過ぎて奪われて絶好機をフイにする。
後半33分に伊藤達也が左WBで途中出場。35分にはこの日初めてクロスが鈴木優磨の頭に合ったが、シュートは右に外れてしまう。逆に38分、ヤンセンが自陣でボールロスト、2対0の超決定機になったがシュートはシュミット・ダニエルがよく反応して防ぐ。
シント・トロイデンも44分に伊藤のCKからボリがフリーでヘッドもGKに当ててしまい、その直後に鈴木優磨が頭で落としたボールをデ・ブラインがシュートも枠を外れ、2度のビッグチャンスをモノに出来ない。そしてそのままスコアレスドローで終了。
一応どちらにもチャンスはあったんだけど、シュミット・ダニエルとヘントGKの奮闘と決定力不足の両面で点が入らなかったという感じ。鈴木優磨はポストも仕掛けも悪くなかったけど、いかんせん彼にボールが来る回数が少な過ぎる。
伊藤達也はFKで見せ場を作ったぐらいでほぼ守備に追われた内容だったが、一度鈴木と良い感じに絡めたのでそういうシーンがもっと見たい。鈴木は今のスタメンでは前線で孤立気味なので、伊藤をもっと早めに使って欲しいのだが・・・