「鎌田はセットプレイから2アシスト、しかし全体ではプラマイゼロだった?」UEFAヨーロッパリーグ グループF フランクフルト-スタンダール・リエージュ

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おそらくグループ1位通過はアーセナルが堅いとして、2位を勝ち点3で争っている両チームの直接対決。フランクフルトは3-4-2-1で、パシエンシアの1トップに、ガチノヴィッチと鎌田が2シャドーで並び、長谷部はいつものリベロという並び。

いつもの2トップじゃないのは、スタンダール・リエージュが4-1-4-1にして来ると予想し、アンカーの横にあるスペースを2シャドーが使う事を想定したのだろうが、正直言ってあまり機能したとは言えなかった。

フランクフルトの特徴は、攻撃時にはボランチのローデが下がって左右のCBが開き、4-1-2-3のような形に変化するのだが、WBのコスティッチとダ・コスタにはSBが前を塞いでコースを消し、鎌田とガチノヴィッチはボランチとSHでサンドイッチし、パシエンシアにはCBがマークと、スタンダール・リエージュは良く研究して基点を作らせない。

仕方なくフランクフルトはロングボールで打開しようとするのだが、競り合いでは鎌田とガチノヴィッチは役に立たず、パシエンシア1人ではさすがにどうしようも無く、手詰まり感が明らかだっただけに前半28分に鎌田のFKからアブラハムがファーで押し込んだゴールは大きかった。

後半はパシエンシアが下がって鎌田がスペースへと飛び出す形が機能し、何度か良い形は作るのだがラストパスやクロスのタイミングが合わず、PA内で後ろから鎌田が腕で引っ掛けられたように見えたプレイもファールを取ってもらえず。

しかしそうやって膠着状態に入ったかなと思った後半28分に、鎌田の右CKをヒンテレッガーがドンピシャヘッドでフランクフルトが追加点。後半37分にスタンダール・リエージュが1点を返したが反撃もそこまで。フランクフルトがグループ2位へと浮上した。

鎌田は2アシストで全得点に絡んだが、ホームなのに何故かピッチが深めでボールがあまり足に付いてない感じで、流れの中でのプレイはイマイチだったかな。長谷部もいつもに比べると判断と対処が遅く感じた。疲れが溜まる時期なのかもしれないね。

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