「快挙のアウェイ・ブラジル戦勝利で見えて来た、本大会メンバーの序列」国際親善試合 U-22ブラジル-U-22日本

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JSPORTSで無料放送をしてくれたので、U-22のブラジルとのアウェイでの親善試合を録画観戦。ブラジルは4-3-3、日本は3-4-2-1のフォーメーションでスタート。

と思ったら、いきなりGK大迫がやらかす。9番に詰められ、慌ててキックも相手に当ててしまい、わずかにボールが合わずに失点を免れて冷や汗。

それで舐めてくれたのか(?)序盤のブラジルは余裕があった。デュエルで優位に立ってセカンドボールを拾い、ゴール前ではダイブ気味の演技でファールをもらいに行っていて、楽に点をもらおうという意志が見え見えだった。

そして狙い通り、前半14分にPA内で足を高く上げて競り合った場面で渡辺が微妙なPKを取られ、クーニャにゴールを決められる。その後も日本は2度ほどDFのミスから決定的なピンチを作られるが、何とか追加点を免れる。

すると前半28分に日本がブラジル陣内でボールを回し、三好のパスを受けた田中碧が強烈にスライスするミドルを決めて同点に追いつく。その後もビルドアップで危ないミスはあるが、攻撃ではしっかりトライアングルを作ってパスを繋ぐ形を見せるようになる。

後半早々にもブラジルにチャンスを作られるが、6分に食野のシュートという場面を作ると、その直後にGKのフィードミスを日本が拾い、最後はこぼれ球をまたも田中碧がダイレクトでミドル、これが相手に当たってコースが変わりゴール右に吸い込まれる。

ブラジルはたまらずここでレアル所属のロドリゴを投入。彼のドリブルを基点にして盛り返し、ブラジルの本気のプレスでセカンドボールを支配されるが、日本は何とか最後は人数をかけて粘り強く守る。すると後半23分に中山が右25mの地点からニアを抜く無回転ミドルを決めて何と日本が3点目。

後半37分に、ブラジルは立田がPAで押したのかハンドを取ったのか、1点目よりもさらに微妙な判定で1点差に詰め寄り、後半39分には町田が両足でタックルに行ったプレイが一発レッドとなり、日本は10人でのプレイを強いられる。

しかし焦りが見えるブラジルは強引な攻めが多くなってミスが増え、日本は4分のロスタイムもしっかり守り切って試合終了。日本はU-22とは言え、ブラジルのホームで逆転勝利という金星を獲ってしまった。

相手が舐めてかかって来たとは言え、アウェイで一応ベストメンバーに近い面子を揃えたブラジルに勝利したことは間違いなく快挙ではあるが、五輪で金メダルを狙うのであれば足りない点はまだ多い。

まず1トップに入った小川は、守備で頑張ってたけど基点としては全く物足りない。上田はタイプが違うし、大迫はおそらくクラブが出場を許可しない。A代表同様、1トップは日本のアキレス腱である。ブラジルは小川を消せている分、迷いなく中盤にプレスをかけて来て、狙われているのにDFから安易な縦パスを出して奪われるシーンも目についた。今回のブラジルに決定力があったらあと2点は決められていただろう。

GKはU-22の中では大迫だがOAで権田が欲しい。DFは冨安の総合力に期待で、ボランチは田中碧と中山は悪くないけどインテンシティを考慮してOAに遠藤、WBは杉岡、橋岡、菅原で安泰、OAで長友も可能性あり? シャドーは久保、堂安、三好、安部で鉄板。食野はもうちょっと頑張らないと。1トップはポストプレイが出来るOA必須だけど、大迫しかいない。興梠や鈴木優磨という手もあるが・・・はてさて。

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