さて今日は、カタールW杯アジア2次予選モンゴル戦が行われるので、恒例の展望を書いてみます。
日本が所属するグループFでは、現在タジキスタンが2戦2勝の勝ち点6で首位、モンゴルは開幕戦でミャンマーに勝利したものの、タジキスタンとの直接対決で敗れて勝ち点3、日本は1試合消化で勝ち点3なので、順位は首位がタジキスタン、2位が日本、そして3位モンゴルという順位になっています。
アジア2次予選は、グループの首位と2位の中から上位4チームが勝ち抜けというレギュレーションで、今回の2試合は上位と直接対決が続く事になり、事実上の首位争いはタジキスタンとの一騎打ちになるわけで、ここは2試合とも勝利が絶対に必要です。
戦略面を考えたら、モンゴル戦は時差のある欧州組よりも国内組を中心にして戦い、欧州組は時差が少ないタジキスタンとの試合に温存のほうが良いと思うのですが、当然のようにガチガチのベストメンバーで固めて来ました。まあ森保監督はそんなバクチをする監督じゃないのは元から分かってましたけどね(苦笑)。
ただ、やはりここはコンディションを優先にすべきで、体調がベストでない選手は躊躇せずに外し、本当の勝負であるアウェイのタジキスタン戦に向けて万全を期していただきたいところです。
とは言え、モンゴルは先のタジキスタンとの試合でも、徹底的に攻められながらも81分まで失点を与えなかったように、体格の大きな選手が自陣を固める大型バスをゴール前に停める守備は侮れません。下手にクロスを上げるだけの攻撃では通用しないでしょう。
モンゴルのフォーメーションは4-1-4-1と予想されています。戦術の相性的にはいつもの4-2-3-1よりも、CBの両側がフリーになってビルドアップがしやすく、シャドーがアンカーの脇を使いやすい3-4-2-1のほうが良いと思います。1トップの選手が左右に流れ、シャドーとWBが近い位置でボールに絡み、ニアゾーンを使って逆サイドの選手が詰める攻撃をしたいところです。
その場合、1トップは南野、シャドーは中島と鎌田、ボランチは柴崎と橋本、WBは原口と酒井、DFは植田、吉田、冨安、GKは権田と予想しておきます。さて蓋を開けてみればどうなるでしょうか?