シント・トロイデンのホームにゲンクを迎えた「リンブルク・ダービー」。日本人選手では伊東とシュミット・ダニエルが先発、鈴木優磨と伊藤達也はベンチスタート。
試合は序盤からゲンクがシント・トロイデンを押し込む。シント・トロイデンは3-4-1-2のフォーメーションで、4-2-3-1のゲンクは前線の4枚が3バックとボランチにプレスをかけ、シント・トロイデンのビルドアップを阻害、ロングボールに逃げたところを拾ってまた攻撃とゲンクのターンが続く。l
前半14分にCKからフリーになったボンゴンダにヘディングゴールを許す。その後は先制したゲンクがプレスのスピードを落とし、シント・トロイデンがボールを持てるようになるが、クロスは上げるものシュートまで行けず、早くも前半42分に鈴木優磨が投入する。
後半はいきなりCKからシント・トロイデンがPKを取られて失点、ライターやコップがピッチに投げ込まれる。シント・トロイデンは中盤でつまらないミスが多く、鈴木までなかなかボールが入らない。そして14分にデスメトがPA内で相手を引っ掛けて2つ目のPK。
ダービーで0-3となった事でホームのサポーターが激怒、更に物を投げ込んで試合が一時中断。このタイミングで伊藤達也が交代でトップ下に入る。するとその直後のCKからボリが頭で押し込みシント・トロイデンが1点を返す。
後半30分ごろからは完全にシント・トロイデンのペースとなり、34分に伊藤達也のFKに鈴木優磨が潰れ、こぼれ球をポル・ガルシアが叩き込んで1点差、43分に伊藤とのワンツーで抜け出したボタカからボリにスルーパス、これを絶妙なトラップからゴールを決めてとうとうシント・トロイデンが同点に。
今度はゲンクのサポーターが、強化プラスチックの策を壊そうとしてまた中断。主審の判断によってここで試合終了の笛が吹かれ、3-3のドローで試合終了。
伊東純也はドリブルのキレはあったけどクロスの精度があまり良くなかった。伊藤達也は得点に絡んだけど連携はまだ足りない様子。鈴木優磨は良くも悪くもボールが来てナンボという感じで、組み立てに貢献出来るかが先発定着の鍵か。