前節はナポリに敗れたボローニャは、14位のジェノアとアウェイで対戦。ボローニャのフォーメーションは4-1-4-1で、冨安は変わらず右SBで先発。
いきなり2分で、横パスをもらった冨安はバッレーカのプレスを受け、後ろに下がってキープしようとしたところを奪われ、体を引っ張ってイエローカードをもらってしまう。が、その後はホームのジェノアに押されながらも落ち着いた対応を見せ、決定機は作らせない。
ただボローニャの攻撃は、サイドチェンジで基点を作ろうという意識は見えるのだが、そこから先はミドルシュートぐらいしか手がない有様。延々としょっぱい展開が続く中、前半30分にジェノアのゴール左25mのFKはクロスバー直撃で助かる。
後半開始直後、ボローニャは危険な位置から二度もFKを与えるが何とかしのぐと、10分には冨安がカウンターから持ち上がるも、オルソリーニとタイミングが合わずカットされる。守備時は5バックできっちりサイドに蓋をするジェノアをなかなか崩せない。
ボローニャ最大のチャンスは後半32分、冨安のパスカットから左へ展開、PA内のこぼれ球を拾ったソリアーノが後ろからタックルを受けてPK。しかしキッカーのサンソーネが放ったクッキアイオはクロスバーに当たってゴールならず。
その後は疲れが見えるジェノアに対してボローニャが押し気味で試合を進めるが、結局攻撃にコンビネーションが無く、個人がドリブルからシュートを打つしか脳が無く、DFの隙間を探している間にボールを奪われたりとトホホなパターンは変わらず、結局スコアレスドローで試合終了。
冨安はあまり相手の攻撃の負荷がなく、積極的に攻め上がる機会は多かったが決定的な形で絡むことは少なかった。まあアウェイで勝ち点1取れた事だけが救いというところか。次だね次。