「鈴木優磨、ベルギーリーグデビューで早速新しい風を吹かす」ベルギー・プロリーグ第6節 オイペン-シント・トロイデン

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オイペンはここまで未勝利、シント・トロイデンも5試合でまだ1勝と苦しい立ち上がりになった両チームの対戦。シント・トロイデンのスタメンのうち日本人はシュミット・ダニエルだけで、フォーメーションは3-4-2-1の形。対するオイペン-は4-4-1-1で豊川がトップ下のスタメンに入る。

試合はアウェイのシント・トロイデンがボールを保持する展開。オイペンは3バックのシント・トロイデンに対し前線の枚数がミスマッチで、豊川も一生懸命走るんだけど、実効性のあるプレッシングになっていない。

オイペンは前半26分に相手のミスからバイタルでボールを拾ったローシャがど真ん中からシュートも、シント・トロイデンGKシュミット・ダニエルがきっちり反応して得点を許さない。

その後もシント・トロイデンはペースを握りながらも、決定機はアコラツェの単独ドリブルからのシュートぐらいと見せ場は少なかったのだが、前半41分にボリが相手のマークをうまくすり抜け、反転からゴール左隅にシュートを突き刺しシント・トロイデンが先制点を決める。

後半の立ち上がりはオイペンが押す展開になるが、シュミット・ダニエルが落ち着いた処理でしっかり無失点で凌ぐと、後半14分に右サイドからサンコンのダイレクトクロスにボリがスライディングで合わせてシント・トロイデンが突き放す。

オイペンは後半20分に選手を2人交代、フォーメーションを3-1-4-2にして豊川はインサイドハーフの位置に下がる。オイペンは後半34分にロングボールからGKと1対1になるが、シュミット・ダニエルが勇気を持って飛び出しピンチを防ぐ。

そして後半39分、鈴木優磨が交代で入りベルギーリーグ初デビュー。1トップの位置に入ったが、戦況はオイペンがパワープレイ気味に攻め込む流れでなかなかボールは来なかったが、積極的に前線へ飛び出す動きでアピールをし続けた。

後半のロスタイムは6分あって、オイペンが攻勢を続けてラストのCKでは豊川がヘディングを合わせたがボールは浮いて外れ、そのまま0-2で試合終了。シント・トロイデンはこれで12位と変わらないが、プレーオフ1圏まで勝ち点3まで詰めた。

ベルギーデビューを飾った鈴木に大きな見せ場は無かったが、この試合こそ2点を取ったもののシント・トロイデンの攻撃陣は6試合で4得点、特にボールを引き出す動きに乏しいだけに、これから確実に鈴木優磨の出番は増えそうだ。

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