「実は意外と湘南が健闘も、南米のハングリー精神には歯が立たず」Jリーグカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦 湘南ベルマーレ-アトレチコ・パラナエンセ

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昨日は仕事が忙しくてサッカーが見られず、今日はさすがに何か試合が見たいと思ったんだけど、ネットワークの調子が悪くてDAZNがクルクル祭り、しょうがないので録画してあったJリーグカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦を見ることに。

もちろん既に結果は知っていて、湘南が鹿島戦から8人を入れ替えるターンオーバーで、GKの松原は湘南で初めての試合というあからさまな手抜きぶりで0-4という結果だったので、このままスルーしてしまうつもりだった。でも試合を見始めてみると、そこはさすがにチョウ・キジェ監督、前半まではそんなに悪い試合はしていなかった。

アトレチコ・パラナエンセは、ブラジルのチームらしくなく攻撃が組織的で素早く、ボールを奪うと前線の選手がいち早く動き出し、そこに長いボールを合わせるか、中盤をワンタッチで経由してサイドが駆け上がるなど、シンプルかつ効果的な攻撃を繰り出す好チーム。

5-4-1のフォーメーションで入った湘南は、ボールを奪ったら大きくクリアする事しか出来ず、セカンドボールを拾われる苦しい立ち上がりだったが、徐々に中盤でボールを持てるようになると、サイドチェンジを交えた大きな展開から早いタイミングでのクロスという湘南らしい攻撃を見せる時間もあった。

ただ、やはり急造チームゆえコンビネーションに欠け、良いリズムは長く続かずまたセカンドボールを拾われ始めると、クリアミスからヘディングを決められ失点、後半からは齊藤未月や古林を投入したものの、その齊藤未月のパスミスから元新潟のホニに見事なミドルを決められ2点目。

ここで湘南はトカチに代えて梅崎を入れ、4バックにした事がかえって裏目に出てしまい、SBがサイドへ詰めた時に誰がどうスライドしてカバーするのか混乱、ゴール前でトニー・アンデルソンが完全なフリーになってあっさり3点目、最後は流れるようなワンタッチパスのカウンターから4点目のダメ押し。

想像していたよりはずっと湘南は健闘していたんだけど、やはり付け焼き刃で勝てるほど本気の南米は甘くなかったというところか。それにしても、いつもこの大会は南米勢が本気で戦ってくれるのが本当に不思議。タイトルは何でも欲しいのか、賞金が貴重なのか、とにかく南米のハングリーさをまざまざと見せつけられた試合であった。

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