トルコ・フェネルバフチェとのアウディカップ3位決定戦。久保が先発するかもと期待されたが、残念ながらベンチスタートで後半28分から出場。なので、久保が出て来るまでは流し気味に試合観戦。
まあ今回も3点取られたように、守備は相変わらず真面目にやる気無し。カゼミロが居なくてバイタルを守る選手が皆無な上に、CBにしてもマルセロにしても守備で寄せるスピードが遅い。ナバスの好セーブが無ければ5点は入っていただろう。
攻撃は5点取ったけど、先制点はフェネルバフチェの完全なミスからだったし、攻撃の形やコンビネーションよりも単に個人能力でもぎ取ったゴールが多かった。アザールはまだまだ太め残りだけど、ヴィニシウスは同じポジションで使える目処が付いたし、ベンゼマの代わりもマリアーノで行けそう。ただしイスコは正直微妙で、確かに上手いんだけど持ち過ぎる事が多くて攻撃が停滞しがちになる。
そしてナチョのゴールで4-3とレアルがリードしたところで、久保やモドリッチを含む交代選手を一気に投入。前回と同じく久保のプレイを箇条書きで。
- 73: 4-2-3-1のトップ下に入るが、しばらくは相手のマークに遭ってボールもらえず
- 76: スローインを左サイドで受けて17にスルーパス、シュートはGKが弾く
- 77: 右サイドでパスを受けて戻す
- 81: 中で受けて右サイドへスルーパス、クロスからナチョのヘディング
- 84: モドリッチから縦パスを受け、3人に囲まれモドリッチにリターン、シュートにマリアーノが反応するもオフサイド
- 87: バイタルでパスを受けてシュートもGKが弾く
- 88: 相手の浮き珠にプレスをかけてボールを奪う
- 89: PA内狭いところに入ったモドリッチへピンポイントパス、シュート
敗退とは、84分のモドリッチからのパスを受けて相手に囲まれながらもモドリッチにアシスト性のパスを通したシーンだろう。レアルの試合ではあるが、モドリッチとのコンビネーションにはバルサの香りを感じたね(笑)。こういう攻撃が出来るからこそ、セルフィッシュなイスコとの対比で久保がサポーターに持ち上げられているんじゃなかろうか。
さて今後の久保の進路だが、ジダン監督はカスティージャ所属は変更せず、練習はトップチームと行うと明言しているようだ。
レアルのジダン監督 今季の久保について練習はトップチームで行いBチームでプレーの方針示す― スポニチ Sponichi Annex サッカー
5チームからのレンタル要請が来ているそうだが、個人的にはまずはカスティージャでスタートするのが良いと思っている。最近はクラブと代表含めて試合に出ずっぱりで、若いと言っても相当に疲労は蓄積しているはず。1年目はラウル監督やジダンの話をじっくり聞いて体を作り、トップチームのカップ戦に出場して行けば良いのではないだろうか。決して焦る必要は無い。