「昨年の屈辱を糧にし、クロップ監督もチームも盤石の優勝!」UEFAチャンピオンズリーグ 決勝 トットナム・ホットスパー-リバプール

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プレミアリーグ勢同士の対決になった、今期のチャンピオンズリーグ決勝。スパーズはケインの1トップに、2列目がソン・フンミン、デレ・アリ、エリクセンの4-2-3-1で、リバプールはフィルミーノ、マネ、サラーのいつのも4-3-3。

試合開始わずか22秒、左サイドで抜け出したマネのクロスにシソコが思いっきりハンド、いきなりリバプールにPK、これをサラーがど真ん中に思いっきり蹴り、スパーズGKロリスの反応が間に合わずゴールが決まる。

その後は当然リバプールはカウンター狙いで、スパーズもそれほどガンガン前からは行かず、互いにしっかりゾーンを自陣に作りつつ、ボールを奪ってと言うよりも相手のミスから攻めるジャブの繰り出し合いという展開が続く。

前半終了間際にリバプールが攻め込みセットプレイの場面が続き、ロスタイムにはスパーズがようやくエリクセンがPAエリア付近からシュートという場面はあったが大きく上に外してしまい、前半を0-1でを終了する。

後半からスパーズは2列目をデレ・アリ、エリクセン、ソンという並びに変更、手数をかけがちだった前半とは異なり、DFからシンプルに長いボールを入れる組み立てを増やし、リバプールのDFラインを押し下げる狙いを見せる。

リバプールは後半13分にフィルミーノに代えてオリギ、その後ワイナルドゥムからミルナーと手堅い交代を見せたのに対し、スパーズはウィンクスに代えてルーカス・モウラを入れてエリクセンをボランチに下げる攻撃的な采配を見せる。

さらにスパーズは両SBを上げて2バックにし、リバプール4バックの外から基点を作ってサイドからのクロスで攻め立てるが、逆にリバプールはSBが上がったスペースを使ってカウンターからチャンスを作れるようになり、マネのドリブルからサラーが落としてミルナーのシュートはわずかに枠を外れる。

スパーズは後半38分、右からのクロスをファーで受けたローズがミルナーのファールを受け、VARで確認したがPAの外でFK。しかしエリクセンのキックはアリソンがファインセーブ、直後のCKからソンのヘッドはオフサイド。

どちらに点が入ってもおかしくない展開が続いたが、後半42分にリバプールはCKから相手のクリアをマティプが拾い、左にいたオリギがパスを受けてシュート、これがゴール右に決まってリバプールが2点目、これで勝負は決まってしまった。

そしてマドリーのワンダ・メトロポリターノにリバプールサポーターのYou’ll never walk aloneが響き渡る中、試合終了。リバプールが昨年の準優勝から雪辱を果たし、14年ぶり6回目のチャンピオンズリーグ優勝を決めた。

スパーズは、エースのハリー・ケインが怪我明けで本調子ではなく、エリクセンも本来の力を発揮できなかった。そこに序盤のミスからPKを与えてしまい、カウンターが得意なリバプールにとって楽な展開をさせてしまった。とは言え、戦力差からすると決勝まで来た事が大健闘と言えるだろう。

ともかく、これまでタイトルのかかった試合に6連敗していたし、クロップ監督は香川の恩師でもあるから個人的にも嬉しい結果ですな。リバプールの選手、チーム関係者、サポーターの方々、本当におめでとう!

カップ授与シーン

50万人が繰り出したパレードの様子

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