前節でヨーロッパリーグの望みが無くなってしまったせいか、ホーム最終戦ながら寂しいスタントのシント・トロイデン。ウェステルロー戦はどちらも3-1-4-2のフォーメーションで、シント・トロイデンは冨安が3バックの右、遠藤がCBの真ん中、関根が左WB、鎌田が2トップの右で先発。
前半7分に鎌田がPA内でドリブル突破、ゴールライン際からシュート11分には関根から良いクロスという場面を作ったが、17分に遠藤が怪我で交代、その影響でキリンチャレンジカップにも招集されず。これで冨安がCBのセンターに移る。
その後はホームのシント・トロイデンがボールを支配するが、しっかり自陣に5バックで守るウェステルローの守備を崩せず、前半44分にFKの流れからのクロスに関根がジャンプするも届かず、裏の選手がダイレクトで折り返したボールをデサールが足に当ててしまってオウンゴール。
後半開始早々、シント・トロイデンが攻め込みクロスを関根が胸トラップからシュートも大きく上に外す。その後もシント・トロイデンが攻めあぐねる展開が続き、後半27分に関根が下がって木下を投入。
すると後半28分、デサールのシュートがDFに当たってコースが変わり、ゴール角に決まるラッキーな同点ゴール。さらには31分にシント・トロイデンは中盤でボールを奪うと、PA内でボタカが倒され、VARでファールとみなされPK、しかしこれをボタカが正面にキック、GKファン・フートが動かず手に当てて得点ならず。
しかし後半43分、シント・トロイデンは自陣からパスを繋いで右サイドで溜めを作ると、折返しを受けたヤンセンスがゴールのニアを抜く強烈なミドルシュートを決めてシント・トロイデンが逆転、試合終了間際にはカウンターから2対1で鎌田がフリーになっていたが、アコラツェがそのままシュートしてしまう。そして試合終了。
これでシント・トロイデンはプレーオフ2を2位で終了。ボリは戻って来たが好調時のサッカーを取り戻すことが出来ず、鎌田がボールを受ける回数が少なく、チャンスメイクやゴールを生み出せないままシーズンが終わってしまった。来期はおそらく鎌田はレンタル終了、富安は移籍が噂される中、またチームの再構築になってしまうのは間違いない。