「泥臭い仕事しか出来なかった姿が、今期の原口を象徴していた」ドイツ・ブンデスリーガ第33節 ハノーファー-フライブルク

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まだ数字上は可能性が残っているとは言え、プレーオフ圏のシュツットガルトに残り2試合で勝ち点6差とほぼ降格が決まっているハノーファーは、13位のフライブルクと対戦。ハノーファーはホーム最終戦だが、スタンドは空席が目立つ寂しい状況。

ハノーファーのフォーメーションは3-1-4-2で、原口は右WBとして先発、対するフライブルクは4-4-2の形でスタート。

試合はどちらも慎重な立ち上がり。フォーメーション的にはミスマッチだが、サイドは互いに選手がスライドして忠実に対応、時々ミドルシュートはあっても決定機が作れない展開。

前半20分過ぎから、少しずつハノーファーがポゼッションで上回るようになると、サイドで基点を作ってニアゾーンを攻める形が機能、30分にhs裏に抜けたヴァイダントからの折返しをべブーがシュートも枠外、直後にも今度はベブーからヴァイダントの決定機。

そして前半39分、左からのFKにファーでフリーになっていたアントンが頭で流し込みハノーファーが先制、その後はハノーファーが勢いに乗って攻め立て、ロスタイムにはオーバーラップした原口にパスが通って折り返すも、中に誰もいなくて得点ならず。

さらに後半6分、サイドチェンジに競り勝ったマイナからのクロスをべブーが落ち着いて合わせ、ハノーファーが2点目。その後は膠着状態が続いたが、左サイドでのパス交換からワラシが豪快なミドルを叩き込み3点目、これで試合は決まってしまった。

試合は3-0で快勝したものの、16位のシュツットガルトが勝利したため、これでハノーファーは2部への降格が決定。スタンドのサポーターにもチームにも笑顔が無い勝利だった。

原口については、この試合では攻撃のほとんどが左サイドで展開されていたために、原口は終始守備に奮闘させられていて、まさに今期の原口を象徴するかのような試合だった。2部になった場合の契約解除条項はあるらしいが、おそらくクラブが望む金額では売れないだろうから、このままチームに残る可能性は高そうだ。

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