「既に”有名じゃない方の久保”化しつつあるが、残留からの復活はあるのだろうか」ドイツ・ブンデスリーガ第27節 ニュルンベルク-アウクスブルク

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現在最下位にあえいでいるニュルンベルクは、久保が右SHで先発した4-1-4-1のフォーメーションで、アウクスブルクは中盤3枚がマッチアップの形になった4-2-3-1でスタート。

試合はブンデス下位同士の争いらしく、ゲームを作るというよりは局面でデュエルした結果、どちらにボールがこぼれるかという展開で、それでも上位にいるアウクスブルクのほうがポジションのバランスが良く、ニュルンベルクはボールを保持出来ず厳しい展開。

ショマーズ監督に重用されている久保もなかなかボールに触れず、守備に追われるばかりのプレイが続いていたが、ようやく前半終了間際に右サイドから2度ばかりクロスを上げたが結局スコアレスで前半を終了する。

後半もアウェイのアウクスブルクがボールを支配する流れで始まるが、先制したのはニュルンベルク。後半6分に久保が受けたファールでFKを得ると、ファーにフリーで飛び込んだイシャクが合わせてゴールを決める。

後半11分、久保が左サイドからカットインでシュートも大きく外れる。15分、アウグスブルクはバイアーが強烈なミドルもニュルンベルクGKマテニアが反応してセーブ。

ビハインドになったアウクスブルクが攻勢を強める中、後半32分にミドルシュートに久保が反応して頭を出したゴールがVARでオフサイドと判定され、後半38分に交代。

ニュルンベルクは皮肉にも、後半43分にアウクスブルクのチャンスからカウンターで久保の代わりに入ったペレイラが抜け出し2点目を決めると、後半ロスタイムにレーヴェンが3点目のゴールを決め、そのまま.3-0で試合終了。

これでニュルンベルクは20試合ぶりの勝利で最下位を脱出、自動残留圏にいるアウクスブルクとは勝ち点9差で厳しいところだが、プレーオフ圏のシュトットガルトとは勝ち点4差で、まだ分からない状況には持ち込めている。

久保はまあ現在のチーム状況でやれる事はやっているとは思うが、ラストプレイのアイデアと精度という彼の特徴を考えると、もっと中盤でボールをコントロール出来るようにならないと持ち味が生きないだろう。これからのステップアップにはとにかく得点という結果が必要になるのは間違いない。

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