「吉田もようやく本来の調子を取り戻し、このまま残留へ一直線か」 イングランド・プレミアリーグ第32節 ブライトン-サウサンプトン

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現在16位とは言え、降格圏までわずか勝ち点2差しかないサウサンプトンは、すぐ上の15位に付けている残留争いのライバル、ブライトンとアウェイで対戦。

ここまで3バックで戦う事が多かったサウサンプトンは、この試合では4-4-2に変更、吉田はベドナレクと並んでCBで先発。対するブライトンは4-1-4-1のフォーメーション。

試合はホームのブライトンがボールを保持し、サウサンプトンは3ラインのブロックを作って待ち受け、ボールを奪うととにかく前線へ素早くロングボールを送る狙いが徹底されている。

前半5分頃に吉田の安易なパスをカットされて危ないシーンは作ったが、その後はPA内に侵入はされても守備陣が粘り強く対応して相手の攻撃を凌ぐと、サウサンプトンはロメウの縦パスを中心にボールポゼッションを回復させる。

35分過ぎからはサウサンプトンにもゴール前のシーンは何度か生まれるようになり、ロメウのカットインからラストパスを受けたレドモンドのシュートという決定機はあったが、結局スコアは動かず前半終了。

試合が動いたのは後半8分、サウサンプトンが高い位置でボールを奪うと、レドモンドからのラストパスを左で受けたホイビュルクが角度の無いところからアウトサイドでシュートを決めてサウサンプトンが先制する。

後半25分頃からブライトンが猛攻に出て、至近距離からのシュートを吉田が体に当てて防いだり、モントーヤの強烈なシュートがクロスバーを直撃、ファーに出したクロスにフリーでボレーを打たれるなどピンチの連続。

サウサンプトンはたまらずDFのスティーブンスを投入、フォーメーションを5-4-1に変更、吉田は3CBのセンターに入る。これでサウサンプトンは完全な守備体制に入り、ブライトンが完全にボールを支配するのだが、焦りがあるのか強引なシュートを打ったりで攻めが単調になり、サウサンプトンの守備を崩せないまま試合終了。

18位のカーディフがチェルシーに負けたため、これでサウサンプトンとの差は勝ち点5差に広がり、サウサンプトンにとっては非常に大きい勝利となった。残り試合を見ると、いわゆるビッグ6との対戦は次節のリバプール戦のみと、かなり残留が近づいて来たと言える。逆にブライトンは4試合も残し、一気に厳しい立場になりつつある。

吉田は序盤にミスはあったものの、その後はラインを統率しつつ落ち着いたカバーリングで何度もピンチの芽を摘んでいた。ようやく、吉田の調子とチームの状態がシンクロしつつあるようで、このままきっちり残留という仕事を果たして欲しいね。

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