「デュッセルドルフで宇佐美がベンチ外になった理由が見えた試合」ドイツ・ブンデスリーガ第25節 フォルトゥナ・デュッセルドルフ-フランクフルト

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一時は降格圏にまで沈んでいたが、年末からはビッグクラブが注目するFWルケバキオのブレイクなどがあって、今では11位と完全に降格圏を脱出したデュッセルドルフ。残念ながら宇佐美はその流れに乗ることは出来ず、この試合もベンチ外と戦力外になりつつある。今節対戦するのは、長谷部率いるフランクフルト。

インテル戦で鼻骨を骨折した長谷部は、フェイスガードを付けてこの試合も先発。フォーメーションは長谷部がセンターバックに入った3-1-4-2、FWはレビッチが怪我、ハラーがベンチでヨビッチとパシエンシアの2トップ。デュッセルドルフはルケバキオが1トップの4-2-3-1でスタート。

試合はいきなりデュッセルドルフがゴールを決めるシーンがあったが、オフサイドの判定でノーゴール。前半5分には、視界が効かずやりにくそうだった長谷部が早速フェイスガードを取っ払ってしまう。

前半はデュッセルドルフの堅い守りと、ルケバキオを中心としたカウンターに手を焼いていたフランクフルトだが、前半終了間際から相手陣内でパスを繋いでチャンスを作り始め、コスティッチのドリブルシュートや、長谷部のスルーパスからヨビッチがシュートという決定機を作ったが、無得点で前半を折り返す。

フランクフルトは後半になるとデュッセルドルフを完全に圧倒、まず前半3分に右サイドを崩すと、ニアゾーンに入り込んだデ・グズマンのクロスをファーに走り込んだパシエンシアが頭で合わせ、フランクフルトが先制する。

後半6分相手のカウンターに長谷部が鋭い読みでサクッとパスカット、逆に8分にはGKへのバックパスを相手に拾われるという長谷部にしては珍しいミス。後半17分、右サイドからのクロスをPA内でヒンターエッガーが腕に当てたと判定され、一度はデュッセルドルフにPKが与えられるが、VARで判定が覆される。

しかしデュッセルドルフの勢いは落ちず、後半31分にフランクフルトは左サイドを破られ長谷部がカバーに行くも間に合わず、折り返しをヘディングされるがGKトラップが何とか弾く。さらに43分にも長谷部がサイドへ釣り出されたところで折り返され、ヒンターエッガーが何とかカバー。

その後もガンガン攻めるデュッセルドルフに対して、疲れが見えるフランクフルトはタジタジ、ギリギリの攻防が続いたが、後半ロスタイムにハラーがパシエンシアのパスにオフサイドギリギリで抜け出し、GKを交わしてダメ押しゴール。これで完全に勝負あり。ついでにカウンターからコスティッチのクロスにハラーが決めて3-0にし、試合終了。

結果的には0-3で負けたとは言え、デュッセルドルフはインテンシティの高い、攻守に統率が取れた良いチームになっていた。これでは宇佐美が出られないのは仕方ないかな。残念だけど、ブンデスリーガの1部レベルではちょっと居場所がない感じ。キリンチャレンジカップで代表メンバーに選ばれているが、試合勘を考えてもそろそろ国内への復帰を考えるべきではないかと思う。

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