「吉田は何度かやらかしながらもクリーンシート、この運を次に繋げられるか」イングランド・プレミアリーグ第28節 サウサンプトン-フラム

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今節は、18位のサウサンプトンと19位のフラムという降格圏同士の裏天王山。とは言え、勝ち点は7も離れており、事実上フラムが残留する可能性は奇跡に近いのだが・・・サウサンプトンは、アジアカップ以降はサブに回っていた吉田が先発に復帰、3バックのセンターに入った3-1-4-2、フラムは4-3-1-2のフォーメーション。

試合はどちらも慎重な立ち上がり。互いに無理なプレスや攻め上がりはせず、相手ボールになると自陣にしっかりゾーンを作って待ち構えるため、中盤までは比較的楽にボールは運べるが、そこから先でなかなかチャンスが作れない。

しかし前半23分、そこまでレドモンドの無理めなミドルぐらいしかシュートが無かったサウサンプトンは、右CKをフラムGKリコがパンチングで弾くと、こぼれ球をロメウがダイレクトでゴールに叩き込み、サウサンプトンがワンチャンスで先制点をゲットする。

ビハインドを負ったフラムは、そこから早めのタイミングで前線に縦パスを入れるようになるが、サウサンプトンは吉田を中心に楔に対してはしっかりチェック、ボランチと挟み込んで基点を作らせない。36分にオフサイドギリギリで飛び出してからの折返しをシュートされるピンチはあったが、GKガンがしっかりキャッチする。

すると前半40分、相手のクリアボールを拾ったサウサンプトンがヘディングで前線にボールを送り、左サイドからレドモンドがシュート、これはGKがかろうじて弾いたが、こぼれ球に飛び込んだウォード=プラウズが押し込み2点目。

後半は開始早々に、またサウサンプトンのDFラインがオフサイドを取れずにシュートを打たれたが、その後は前に出て来ざるを得ないフラムに対して、何度かサイドのスペースを使ってカウンターを見せるが、ラストプレイのタイミングが合わず追加点を奪えない。

さらに後半25分にはゴール前でウォード=プラウズが完全なフリーになったがシュートを空振りしてしまう。逆にフラムは後半28分にクロスのこぼれ球を吉田が見失い、PA内正面からシュートを撃たれるがクロスバーに当たって命拾い。

その後は中盤が間延びして互いにゴール前のシーンは増えたが決定機は作れず、サウサンプトンがそのまま2-0で勝利。裏の試合でカーディフが負けたため、これでサウサンプトンは残留圏内に復帰した。

吉田は結果的にクリーンシートは果たしたものの、少なくとも3回はオフサイドラインを掻い潜られて裏を取られてしまったし、失点モノのボール見失いなど、まだ試合勘が取り戻せていないようなプレイが目立ったが、とにかく吉田が戻って勝ったという事実は何よりも大きい。次節はアウェイでのマンU戦で厳しい試合になるだろうが、何とか勝ち点1を拾えれば調子に乗れるのだが・・・

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