「前がかりになって、カウンターとセットプレイで沈むのは日本だけでは無かった」アジアカップ グループE サウジアラビア-カタール

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次の決勝トーナメント1回戦で日本と当たるチームがサウジに決まったので、日本対ウズベキスタンの後で放送されたサウジ対カタールの試合を見てみた。

フォーメーションは、サウジが4-3-3で、カタールのフォーメーションは北朝鮮戦とは異なり、3バックの3-1-4-2という並びでスタート。

サウジは、マイボールになると2-1-4-3のように両SBが高く上がり、SHが中に絞って前線で3人横並びになりカタールのDFラインを牽制、そこからSHや1トップのムワラドが下がって縦パスを受け、ワイドに張ったSBが最後攻撃を仕掛けて来る。

序盤のカタールは、アンカーの両脇にあるスペースに下がって受けるサウジの組み立てを止められず、圧倒的にボールを支配されてしまった。そこで、5-3-2のようにはっきりとした2ラインにし、サウジの3トップとSBを5人でマンマークするように修正する。

これでカタールのサイド守備が安定するとカウンターを仕掛けられるようになり、40分にカウンターから抜け出したアルモエズ・アリを倒したPKはGKアル・オワイスが片足1本で止めたが、ロスタイムにCB2人が前に出て重なり、フリーなアリにパスを通されカタールに先制点を奪われてしまう。

後半から、サウジは単純に長めのボールでサイドを走らせ、カタールのラインを下げたところでバイタルのスペースでセカンドボールを拾う形で攻勢に出る。が、14分にCKからGKがパンチングで自ゴールに入れたように見えたが、何故かゴール取り消しで命拾い。

その後はカタールが中盤を下げて自陣に2ラインのゾーンを作り、サウジは攻めあぐねながらも時折チャンスは作るのだが決められず。逆に後半35分、CKからまたもアリにフリーでヘディングを決められカタールが2点目。そしてそのまま試合終了。

サウジは背の高い選手は少ないし、最終予選の時よりもさらに細かくパスを繋いで来るチームなので、カタールに比べると日本にとっては与しやすい相手なのは間違いない。つーか、前掛かりになってチャンスに決められず、カウンターとセットプレイにやられるってどこの日本だよという感じ(笑)。

まず日本は、前半はしっかりコンパクトに守ってサウジのサイド攻撃に注意しつつ、相手が疲れる後半に伊東純也などを投入して、一気に形勢を逆転する展開に持ち込みたいところだね。

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