「中島を骨までしゃぶるポルティモネンセ、今冬で売却する可能性はあるのだろうか?」ポルトガル・プリメイラリーガ第15節 ポルティモネンセ-ベンフィカ

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ポルティモネンセの新年第1戦は、リーグ2位の強豪ベンフィカとの対戦。クリスマス前に行われた前節を欠場した中島翔哉は、早期に帰国してアジアカップ合宿に合流するかと思われたが、結局この試合まで出場する事になったようだ。

両チームのフォーメーションは、ポルティモネンセが4-3-2-1で、中島は左ウイングで先発。ベンフィカは4-1-4-1気味の形でスタート。試合はアウェイのベンフィカが非常に積極的で、互いに高い位置からボールを奪い合う激しい展開。

試合が動いたのは前半12分、インサイドに入った中島のスルーから左サイドに展開、マナファのクロスにベンフィカのジアスがスライディングで防ごうとした結果がオウンゴール、ポルティモネンセが先制する。

当然ベンフィカは攻勢を強め、中島はインサイドハーフのようなポジションで守備に奔走、ボールを奪うとその流れからワイドなポジションに移動し、相手の守備を広げてから中に入ってボールを受ける形で攻撃のリズムを作る。

前半27分に、ベンフィカは右からのクロスにジャルデウがフリーで合わせるも、シュートはGK正面でキャッチ。その後はベンフィカが圧倒的にセカンドボールを支配、中島もほとんどカウンターの基点になれず守備に走り回って耐える展開。

しかし前半37分、GKからのロングボールを拾った中島が前線に浮き球のパス、ジャクソン・マルティネスが合せたボールをベンフィカDFジャルデウがヘディングでクリアミス、そのままゴールインとなってオウンゴール。

後半になるとベンフィカが選手を2人交代し、4-4-2の形にフォーメーションを変更、ポルティモネンセはダブルボランチからのパス出しと2トップの飛び込みに対応できず、防戦一方の展開になる。

ポルティモネンセは後半22分に、ようやくカウンターから中島がセンターでボールを受け、スルーパスをパウリーニョがカットインからシュートもベンフィカGKオディッセアス・ヴラホディモスがファインセーブ。

すると後半26分、ゴール前のクロスに足で飛び込んだジョナスとポルティモネンセGKフェレイラが接触、VARでジョナスのプレイが危険行為で一発レッドと判定され、ベンフィカが10人になってしまう。

ベンフィカは3バックにして3-4-2の形で攻めに出るが、サイドで守備に奔走する中島の働きもあって決定機を作らせない。ポルティモネンセは数的優位を利用してパスを繋げるようになったかなと思ったところで、中島は交代。そしてそのまま2-0で試合終了。

中島はゴールやアシストこそ付かなかったが得点に絡み、中盤でボールの基点になってチームの攻撃を整えていた。当然、彼が抜けると攻撃力の低下は確実で、チームは次の1/7にある試合まで中島を残すように要請しているという噂。そこまで使うとさすがにアジアカップ初戦には間に合わない事になってしまう。

この試合をマンUやサウサンプトンのスカウトが視察していたらしいが、チームは50億円の移籍金満額を主張しているらしく、新たな日本のスポンサーも獲得した現状では、急いで売る理由は無いはず。中島にとっても、冬の移籍は新チームに馴染むのが難しい上に、アジアカップで合流が遅れるリスクもあり、夏まではポルティモネンセに留まるほうが良いのではないか。

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