「ガラガラポンで当たりを見つけたバイエルン、当たっているのにスルーしてしまうブレーメン」ドイツ・ブンデスリーガ第13節 ブレーメン-バイエルン・ミュンヘン

昨日はせっかく試合を見ながら戦評を書いていたのに、何故か朝になるとそのデータがぶっ飛んでしまっていたので、省略気味の内容でご勘弁を。

ブレーメンのコーフェルト監督は、相変わらず試合中にコロコロとフォーメーションを変え続けていて、この試合もスタメンは4-1-4-1でクルーゼが1トップで大迫が左SHで先発。そして先日のチャンピオンズリーグでベンフィカを5-1で破ったバイエルンは、その試合と同じように、キミッヒとゴレツカをダブルボランチで使った4-2-3-1にして来た。

ずっと不安定な試合を続けていたバイエルンだったが、ダブルボランチにした事で守備の安定感が向上、前半20分には中央でフリーになったキミッヒから右サイドのニャブリに浮き球パスが渡り、シュートはGKに止められたがこぼれ球を押し込み先制点。

しかし大迫がサイドからトップに上がってボールを受ける動きでブレーメンは攻撃のリズムを作り出すと、前半33分に右へ流れたクルーゼのクロスに対して、大迫がスルスルとフリーで入り込んでヘディング、中途半端に飛び出したノイアーの体に当たってゴールイン。

これで後半も行けるのではと思ったのだが、コーフェルト監督は何故か序盤は大迫を右サイドに配置、おかげで前半38分から投入したコマンの守備に大迫が忙殺され、前半に見せたような前でボールを受けるシーンが無くなってしまう。そして後半5分にニャブリが2点目のゴールを決めてバイエルンが再びリード。

コーフェルト監督はここでまたフォーメーションを変更、大迫とクルーゼを2トップに据えた4-4-2にする。すると最初こそ大迫にボールが集まって良い形を作ったのだが、バイエルンは中央をしっかり固めて自陣のスペースを埋めると、徐々にボールの出しどころが無くなってブレーメンの攻撃が停滞して行く。

そして最後はピサーロを投入、クルーゼをトップ下に置いた4-3-1-2のフォーメーションにまたまたチェンジ。後半32分にクルーゼの決定的なシュートなど惜しい場面はあったが、最後までバイエルンのゴールを揺らすことは出来ず2-1で試合終了。

開幕から選手や配置を弄っては迷走していたバイエルンが、ようやく基本となる形を見つけ出したのに対し、ブレーメンは相変わらず土台が出来たかと思ったら途中で崩し、結局は毎試合、その試合中でさえガラガラポンでチームの形を構築し直す状況が続いている。それでもある程度適応してしまうのが大迫なんだけどね(苦笑)。

先制点の場面を見ても、大迫の1トップにクルーゼが2列目がベストのように思えるのだが、頑なにポストプレイが下手なクルーゼを最前線にする事を変えないんだよね。それでも大迫とクルーゼが流れでポジションを変えて上手く行っていたのにまた弄ってしまう。せっかく当たりが出たのに、コーフェルト監督は俺の欲しいのはこれじゃないと投げ捨てているようにしか見えないのだが・・・