「やっぱり今のバイエルンには、あの人の”整い力”が欠けている」ドイツ・ブンデスリーガ第12節 バイエルン・ミュンヘン-デュッセルドルフ

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昨日は、宇佐美にとっては先発での古巣対決となったバイエルン・ミュンヘン戦を観戦。宇佐美は4-2-3-1の左SHとして先発、バイエルンはレヴァンドフスキ、リベリ、ミュラーの戦線に、中盤はレナト・サンチェス、ハビ・マルティネス、ゴレツカが並んだ4-3-3のフォーメーション。

試合開始わずか3分で、宇佐美はカウンターからルケバキオにラストパス、自らカットインからシュートなど3つのチャンスに絡むが、その後はバイエルンが圧倒的にボール支配、17分にCKからデュッセルドルフのクリアが中途半端になったところをズーレが蹴り込んでバイエルンが先制、その3分後にはミュラーがDFラインの裏を取ってGKとの1対1から流し込んであっさり2点目。

デュッセルドルフはフォーメーション上では4-2-3-1だが、実質的にはルケバキオを1人残して10人で自陣に引きこもるサッカーで、宇佐美もマッチアップするキミッヒの対応に追われるだけで、全く反撃のはの字も感じさせないサッカーだったのだが・・・

ところが前半終了間際、デュッセルドルフが右サイドでボールを運ぶと、DFラインギリギリで抜け出したツィマーへパスが渡り、オーバーヘッドシュートは相手に当たったが、こぼれ球をルケバキオが押し込んでデュッセルドルフが1点を返してしまう。

後半に入って、序盤は2度ほど宇佐美がカウンターに絡む場面はあったが、14分にレヴァンドフスキのポストプレイからスイッチしたミュラーがゴール左に流し込んでバイエルンが3点目。その直後にバイエルンはリベリに代えてロッベン、デュッセルドルフは宇佐美に代えてラマンが入る。

本来であれば、バイエルンが選手層の厚さを利用してここから相手を力で叩き潰す時間帯なのだが、今のバイエルンは攻撃に相手を仕留める怖さが無い。逆に、フランクフルトはセットプレイから2度ほど決定機を作って意欲を盛り返す。すると後半32分にバイエルンのミスを拾ったカウンターからルケバキオがゴールを決め、1度はオフサイドと判定されたがVARで覆されデュッセルドルフが1点差に迫る。

ただ後半40分を過ぎるとデュッセルドルフの勢いが落ちてしまい、ようやくバイエルンがデュッセルドルフのゴール前でパスを回すシーンが増え、44分にはゴレツカのシュートがGKに阻まれた後、それを拾ったレヴァンドフスキが流し込むだけのシュートを外し、自ら試合を決定づける機会を逃してしまう。

それでもバイエルンはロスタイムにミュラーに代えてフンメルスを投入、万全の守備固めをしたかに見えた、が、3分にまたもカウンターからルケバキオがズーレを振り切ってハットトリックで同点、アリアンツ・アレーナはブーイングに包まれながら試合終了。

バイエルンは結局、ワトフォードからレンタル移籍しているU-21ベルギー代表のルケバキオ1人にやられた格好になったが、戦力・戦術的に弱体化しているのは確かだ。まずCB2人は大きいけれど鈍足で、いかにも太め残りなノイアーは前に出る瞬発力が無くなって、DFラインとのスペースを埋められない。アラバ、キミッヒの両SBはインサイドでもやれる能力があるのに攻撃に絡む回数が少なすぎて、インサイドハーフが孤立している。

結果的に前線への縦パス、サイド攻撃の回数が全体的に減少、相手の守備を揺さぶりながら崩す攻撃が出来ず、得点はレヴァンドフスキやミュラーの調子にピンポイントで左右されてしまう。やっぱりこの機能不全を解決するには、ラインコントロールに長けて縦パスも出せ、CBを高い位置に動かすフィードを心がけ、コミュニケーション能力は申し分ないフランクフルト所属のあの選手を、冬のマーケットで取って来るしか無いのではなかろうか(笑)。

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