「初めて壁に当たった森保ジャパン、大迫頼みの現状から抜け出す方法はあるのか」キリン・チャレンジカップ 日本-ベネズエラ

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ここまで森保監督就任後3連勝と絶好調過ぎる日本代表。今回は、ロシアW杯の南米予選では最下位だったベネズエラとの対戦。

日本の先発は、GKがシュミット・ダニエル、DFが佐々木、吉田、冨安、酒井宏樹、ボランチが柴崎と遠藤、2列目が中島、南野、堂安、1トップが大迫という並び。対するベネズエラはロンドンが1トップに入った4-1-4-1というフォーメーション。

明らかに日本を舐めていたウルグアイとは違い、ベネズエラはしっかり日本を研究して来たようで、中盤の3枚を完全にマッチアップしてビルドアップを阻害、中島には対面のSBが後ろまで付いて行くスッポンマーク、南野はリンコンにマークされた上にボールを持つとすぐ2、3人に囲まれる状態で、日本のストロングポイントを徹底的に消しにかかって来た。

すると前半11分、南野のドリブルがカットされた後のカウンターで、佐々木のヘッドでのバックパスがアシストのような格好になり、あわててGKシュミット・ダニエルが飛び出すが先に触られ、ボールはゴールマウスへと転がったが必死で戻った冨安がライン上でギリギリクリアするファインプレイ。

その後も日本はボールを繋いでいる間のどこかにミスが出たり、相手のマンマークで潰されたりと悪いリズムの試合が続く。ようやく26分に、日本はベネズエラゴール前でパスを回して最後は堂安がターンからGKと1対1の決定機を作ったが、右足のシュートがゴール左へ外れてしまう。

これをきっかけに、日本は南野や中島にチャンスが訪れるが相手の粘り強い守備に阻まれ、膠着状態に陥ったかなと思われたのだが、思わぬ伏兵がスコアを動かす。前半38分に右サイドからの中島のFKに、大外から飛び込んだ酒井宏樹がボレーで合わせ、シュートはGKの手を弾いてゴールイン。

後半はやや日本のペース。日本はベネズエラの4-1-4ゾーンの間で縦パスを受ける意識が強くなり、前半は目立たなかった中島と堂安がボールに絡む回数が増える。が、最後はセンターをガッチリ締めるベネズエラの守備をなかなか崩せない。そして23分に、大迫と中島から北川と原口に交代。

しかしあまりこの交代は効果が無く、さらに杉本と伊東純也を入れて前線の4人を変えたが、35分に冨安のクリアが甘くなったところを拾われ、ゴンサレスがPA内でキープしたところを酒井が体をぶつけて倒してしまいPK。これをリンコンが決めて試合は同点に。

日本は何とか勝ち越しを狙おうとするものの、前線のコンビネーション不足は明らかで、シュートチャンスはロスタイムに原口の粘りから北川のシーンぐらいで、CKの流れからクロスに合わせてゴールを揺らした吉田のヘディングはオフサイド。そして結局1-1のドローで試合終了。

まあ、今までの森保ジャパンががあまりに都合よく行き過ぎていただけで、それなりの相手に研究されればこんなもんかなというところか。アジアカップも相手が日本を丸裸にしてスペースを消して来るだろうし、決して楽観視は出来ないのは確実だ。

新ビッグ3と持て囃されたNMDも、中島は繋ぎは良かったがシュートはクラブで点が取れてない影響が見られたし、南野は守備は良いけどポストプレイなど繋ぎのプレイが雑、堂安は強引に行き過ぎて決定力もイマイチと、それぞれ課題がはっきり見えた試合だった。

そして大迫が居なくなった後の攻め手の無さ。NMDの陰に隠れていたが、W杯で結果を出しているだけの存在感を見せつけ、代えの利かない選手である事を証明した。北川や杉本では1トップは厳し過ぎるので、今のところ1トップ適性がありそうなのは鈴木優磨やオイペンの豊川、高さで言えば鈴木武蔵ぐらいだろうか。いずれも帯に短し襷に長しだが・・・

とは言え収穫もそれなりにあった。GKのシュミット・ダニエルは威圧感に欠けるものの足元の技術が高くてボールさばきに不安が無かったし、冨安と吉田が2人とも縦パスを出せるのはビルドアップの面で非常に心強い。その点で、佐々木は年齢的にもこの先はちょっと厳しく、長友と酒井に代わる人材の育成は必須だ。原口の本格的なSB転向も視野に入れるべきなのかもしれない。

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2018/11/17 | 日本代表

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