「10万人のペルセポリスサポーターを黙らせる、冷静沈着な”ジーコ・スピリッツ”を見せつけた鹿島」AFCアジア・チャンピオンズリーグ決勝 第2レグ ペルセポリス-鹿島アントラーズ

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ホームアンドアウェーで行われるアジア・チャンピオンズリーグの決勝。鹿島での第1戦を2-0で折り返した後の、10万人を超えるサポーターで埋まった、テヘランのアザディ・スタジアムで行われたペルセポリスとの第2戦。

鹿島のスタメンはGKクォン・スンテ、DFが山本脩斗、昌子、チョン・スンヒョン、西、MFが安部、三竿、レオ・シルバ、土居、FWがセルジーニョと鈴木優磨という、第1戦と同じメンバーの4-4-2。対するペルセポリスも4-4-2と同じフォーメーションでのマッチアップ。

試合はアウェイの鹿島がややボールを保持する形で、ペルセポリスはボールを奪ってから2トップのメンシャとアリプールの2トップをDFラインの裏へ走らせる展開で始まる。互いに惜しい流れはあったが、最初の決定機は鹿島。左に流れた鈴木の突破からクロス、流れたボールを土居が拾って狙うもわずかにゴール左へ外れてしまう。

前半20分頃から、意図的なのか鹿島が下がり気味でプレイするようになり、27分にはペルセポリスにセットプレイが続いた後、左からのクロスに飛び込んだアリプールがフリーでヘッドも鹿島GKクォン・スンテがしっかりキャッチ。39分にはイラク代表レサンにPA内をドリブル突破され、42分にはヌーロラヒに強烈なミドルを打たれるが、いずれもクォン・スンテが弾いて防ぐ。

そして試合は後半に入り、立ち上がりの3分に鹿島は土居のスルーパスから鈴木優磨がシュートも、ペルセポリスGKベイランバンドがすばやく飛び出し防がれるが、焦りがあるのか攻め急ぐペルセポリスに対して上手くセカンドボールを拾ってカウンターに持ち込む鹿島。しかし後半19分、安部のクリアミスから枠は外れたもののアリプールに強烈なシュートを浴びて冷や汗をかくシーンも。

このあたりから互いに接触プレイが多くなり、ペルセポリスはファールをもらおうと鹿島陣内で倒れる場面が目立つものの、幸いにも審判は公平で簡単にファールを取ってくれない。が、後半32分に鈴木優磨が足を痛めて退場してしまう。代わりには永木が入り、鹿島は守り切る体勢に。

後半42分にはゴール前やや右20mからペルセポリスのFK、レサンのキックは壁に当たってゴールへ落ちるが何とかクォン・スンテが掻き出す。最後は相手のパワープレイやセットプレイなど猛攻を受けるが、鹿島は最後まで落ち着いた守りを見せてスコアレスドローで試合終了。アグリゲートスコア2-0で鹿島がアジアチャンピオンズリーグ初優勝を決めた。

ペルセポリスとしては、ホームでアウェイゴールを先に与えてしまうと事実上試合が決まってしまうため、第1戦の4-3-1-2ではなくて4-4-2でカウンター狙いで入ったのだが、結果論ではあるけども鹿島にとってはマッチアップで落ち着いて守れる要因になったのではないかと思う。

逆に鹿島は、2点のアドバンテージを考えて無理に中央から攻めず、サイドチェンジを多用しFWがサイドに流れて高い位置で基点を作り、そこからのクロスを中心に攻撃を組み立てるなど、安易なカウンターを許さない戦い方がチームに徹底されていた。これもジーコによるアドバイスがあったのではないだろうか。2戦とも、鹿島の冷静さ、戦術の徹底が際立っていて、優勝にふさわしいプレイを見せたと思う。選手や監督、関係者、そしてサポーターの皆さん、本当におめでとう!

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