「セルジーニョを連れて来ただけでない、”テクニカル・ディレクター”ジーコの絶大な貢献度」AFCアジア・チャンピオンズリーグ決勝 第1レグ 鹿島アントラーズ-ペルセポリス

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ホーム&アウェーで開催されるアジア・チャンピオンズリーグの決勝。まず第1戦は鹿島ホームでの試合。

鹿島のスタメンは、GKクォン・スンテ、DFが山本脩斗、昌子、チョン・スンヒョン、西、MFが安倍、三竿、レオ・シルバ、土居、2トップが鈴木優磨とセルジーニョの4-4-2。対するペルセポリスはGKがイラン代表のベイランバンドで、4-3-1-2のフォーメーション。

試合は、いきなり4分にクロスからペルセポリスがPA内フリーでシュートも、マークを外したチョン・スンヒョンが何とか顔に当てて決定機をリカバリー、11分には鹿島セットプレイからのカウンターで抜け出され、安倍がイエロー覚悟で止めるなど、ホームの鹿島が押され気味の展開で始まる。

ペルセポリスは中盤が数的優位な上、守備への戻りも早くて鹿島はなかなかチャンスが作れない時間が続いたが、前半22分にペルセポリスサポーターが乱入して試合が中断、それがきっかけとなったわけではないにせよ、そこから徐々に鹿島がボールを繋げるようになって行き、土居のスルーパスからセルジーニョのシュートという初めての決定機を作る。

その後は一進一退の流れで前半を折り返すと、後半4分に鹿島はレオ・シルバのパスカットから始まって安倍のドリブルを挟み、最後はレオ・シルバがシュート。結局コースはファーに外れたが、この試合で初めて流れるような良い攻撃を見せる。

すると後半13分、左サイドで西からのパスを受けたレオ・シルバが土居とのワンツーで抜け出し、相手の股を抜くシュートをファーサイドに流し込んで鹿島がとうとう先制点をゲットする。

その直後に、カウンターから鹿島が決めたゴールは鈴木優磨がオフサイドの判定を受けてしまったが、後半24分に得たFKからの流れで、こぼれ球を拾った三竿が右サイドに走り込んだセルジーニョにスルーパス、セルジーニョが右足アウトサイドでダイレクトシュートを決めて鹿島が大きな2点目を獲得する。

その後は苛立つペルセポリスに対して、鹿島は選手を交代しながら上手く試合をコントロール、後半ロスタイムには西に対してネマティが手を上げたシーンが2枚目のイエローとなり退場というオチが付き、結局2-0で試合を終了した。

鹿島は、選手個々の能力が抜群に高いわけじゃないが、戦術的にポジションのバランスが取れていて無理や破綻が無く、各選手が90分間集中して攻守にやるべきプレイをしっかり果たしている。特にジーコがチームに入ってからはレオ・シルバがいきなり再覚醒するなど後者の部分で格段の向上が見られ、サッカーというスポーツにおいてはメンタルコントロールが大きな役割を担っている事が良く分かる。テクニカル・ディレクターという役職ではあるが、メンタル・ディレクターという呼び名のほうがふさわしい。

まだ10万人のペルセポリスサポーターが集まる高地テヘランのアザディ・スタジアムでの試合が待っているとは言え、相手にアウェイゴールを与えず、退場者を出させた上で2点差で折り返せたのは、第2戦に向けてのゲームプランが立てやすくなったのは確か。次こそが、ジーコの薫陶が真に活かされる試合になると期待したい。

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