誰もが絶賛したウルグアイ戦、手放しでは賛同できないこれだけの理由

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昨日は録画とは言え、情報を遮断した後の観戦だったので戦況に気を取られ、あまり細かいところまでチェック出来ていなかったので改めて試合を見直したのだが、いくつかのポイントで気になる部分があったので列挙してみる。

ビルドアップ

まずパナマ戦との大きな違いは、ウルグアイが日本のDFとボランチの間に2トップが入ってビルドアップを阻害していたのもあるが、柴崎も遠藤も青山のようにCBの間に入る事はせず、ボランチを経由しないで直接2列目の選手に縦パスを当てる形が多かった。そして中島と堂安のSHもインサイドに寄らず、最初からワイドなポジションを取っていた。

ザック~ハリル時代は縦パスを受けても単にバックパスをしてしまう選手が多かったが、今の攻撃陣は狭いスペースの中を単独で前を向ける能力がある上に、大迫や南野が中島や堂安より下がってポストから散らしたりと、前線でうまく役割分担が出来ていた。失点につながったポカで叩かれている三浦も良い縦パスを何本か通しており、攻撃面ではある程度貢献できていた。

セットプレイ

CKなどセットプレイ時の守備ではマンマークで守っているように見えるのだが、マンマークの相手を手で掴んでいるだけで視線は完全にボールしか見ておらず、17分に東口がファインセーブをした場面では、ゴディンをマークしていた大迫が手を外してしまっていたし、1失点目は三浦がペレイロのマークを外した。間違いなく早急に改善すべきポイントだ。

ボランチ

基本的に柴崎が前目に位置して、遠藤がアンカー気味にバランスを取る形にはなっていたが、とても組織としての約束事があるようには見えず、2人の判断でバランスを取っていたような様子だった。が、柴崎の試合勘の問題もあって特に前半は上手く行っているとは思えなかった。

後半途中から、遠藤が攻守に幅広く動いて柴崎がアンカー役になる事が多くなったが、チームバランスとしては明らかに効果的だった。遠藤はシント・トロイデンでもそういったプレイをしているので、河治氏が長谷部の後継者と書いているが、むしろカンテに近いタイプとして成長しているように思う。

ただ、そうなるとDFラインのカバーに入るのが柴崎では高さが厳しいし、ウルグアイが3点目を決めたシーンも、遠藤が上がっていて青山がロドリゲスのマークに釣り出され、バイタルに誰も居なくなってカバーニにやすやすとアシストパスを出されてしまった。依然として長谷部の後継者は生まれていない。

守備戦術

一応は4-4-2の3ラインゾーンで守る形を取っているが、組織としてはかなり曖昧で、相手がアタッキングサードに入って来たらマンマークに移行しているように見えた。ただウルグアイが4-4-2で日本の守備とマッチアップしていたので、一見すると大きな破綻は無いように見えた。

ただ、相手のSBが上がった時に、基本的に堂安と中島はSBへのパスコースを切る位置取りをしていて、SBがSHと入れ替わってオーバーラップした場合に、SHがマークに戻るのかボランチがカバーするのか対応が曖昧で、度々サイドでフリーな選手を作ってしまっていた。途中出場の原口はしっかり長友とマークの受け渡しが出来ていたので、戦術的な一貫性があるようには見えない。

さらに、いざDFラインの裏を取られてしまうと対応が各選手でバラバラ、ここでもラインを整えるのかマンマークに行くのかが極めて曖昧で、ゴール前でボールを左右に振られたらあっさりフリーな選手を作り出していて、これでは組織として非常に厳しいと言わざるを得ない。

森保監督

試合に勝ったとは言え、ボランチの役割分担や、青山を入れた後で2点をリードしているにも関わらず前掛かり状態になって失点したのを見ても、西部氏が指摘するようにベルギー戦からチームを成長させられたとは言えない。

広島時代の3バックならともかく、4バックでの戦術的指導力については西野監督レベルで、かなりの部分で選手の経験任せではないかという疑念が拭えない。セットプレイの守備もこのままではアジア相手にさえ苦しむだろう。

相手が3バックにしてマッチアップを外す形にした場合、戦術的にどう対応するのかなど、守備戦術面での課題を11月のテストマッチで確認してみたい。

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2018/10/18 | 日本代表

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