「攻撃陣が中に絞る戦術は、欧州のトレンドを追ったのか単に上手く行ってないだけなのか」キリンチャレンジカップ 日本-パナマ

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W杯組が合流し、ようやくフラットな状態でのメンバー選考が行われ、ようやく森保体制の本格スタートとなったパナマ戦。

日本の先発メンバーは、GK権田、DFが佐々木、槙野、冨安、室屋、ボランチが青山と三竿、2列目が原口、南野、伊東、1トップが大迫の4-2-3-1。対するパナマは20人中15人がロシアW杯のメンバーとほぼベストな形で来てくれた。

日本はマイボール時には青山がCBの間に入り、SBを高い位置に上げた3-1-5-1のような形でビルドアップ、序盤はそのSBを基点にして中で大迫や南野が受けたり、ニアゾーンに走る伊東に繋いだりと良いリズムを作っていた。

しかし徐々にパナマの守備が対応、大迫には巨漢のマークが付いてロングボールをなかなかキープ出来ず、原口と伊東がボールに絡めなくなり、青山もサイドよりもDFライン裏を狙う浮き球パスばかりで攻撃が中に偏って単調になり、日本は中盤が間延びしてボランチやWBが守備に追われ、徐々に日本の流れが悪くなって行った。

それだけに、前半43分に相手の縦パスを青山がカット、縦パスを受けた南野が素早いターンからドリブル、最後はしっかりコースを狙ったゴールが決まったのは、日本としてはラッキーな流れだった。

後半も攻撃が中に寄る単調さは変わらずミスも多かったが、相手の拙攻にも助けられ、18分に原口のドリブルは足が滑ったが南野が拾ってシュート、GKがセーブしたこぼれ球に合わせた伊東のシュートは相手に当たったが、そのまま体ごと押し込み2点目。

その直後に、大迫と南野に代わって川又と北川が同じポジションに入る。伊東の怪我で堂安が入るアクシデントはあったが、40分に何故か前半はヘロヘロでも後半に復活する原口のドリブルから川又にスルーパス、相手ともつれながらゴールを決めたと思ったら、実はオウンゴール(笑)。そして試合終了。

パナマは、フォーメーションこそ違うがロシアW杯での印象そのまんまで、とにかくフィジカルはあるけどサッカーが荒くてミスが多く、決定力に欠けるチーム。青山がほとんどの起点だったのにマークも付けず、研究もしていないのが明白。3-0で勝ったからと言って喜んで良い相手ではない。やはり本番はウルグアイ戦だと気を引き締めるべきだろう。

日本で気になったのは、攻撃が中に偏ってゾーンを知ってるザックジャパン状態、なのにSBからまともなクロスが来ないため、どうも狙いがチグハグな印象。SHが中に絞る戦術は最近のトレンドだが、それは果たして監督が意図したプランだったのかどうか。

パナマ戦で目立った選手としては、少しポカはあったが足元の精度をアピールした冨安、クロスの精度や判断は課題だがダイナミズムを見せた室屋、試合が進むに連れて落ち着きを見せ始めた三竿といったところか。伊東、北川あたりはもっと国際的な経験を積めば良くなるはず。

大迫と原口がベストとは遠い状態だったので、欧州組のコンディションが心配ではあるが、彼らに加えて長友、吉田、酒井、柴崎、中島ら本命メンバーが出て来るウルグアイ戦で、改めて森保監督のコンセプトを確かめてみたい。

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2018/10/13 | 日本代表

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