「なでしこ”不思議”ジャパン、2試合連続で3倍のシュートを浴びるも何故か優勝」アジア大会 サッカー女子 決勝 日本-中国

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気がつけばあれよあれよという間に決勝に進出してしまったなでしこジャパン。相手は台湾を準決勝で破った中国。日本は岩渕の1トップに、長谷川がトップ下気味に入った4-4-1-1、中国は4-4-2のフォーメーションでスタート。

試合は序盤から中国がハイプレスを仕掛けて来る。そしてボールを奪うと素早くDFに裏のスペースを狙って基点を作り、サイド突破に繋いで早めにクロスを上げて来るイングランドスタイル。

日本は中国の勢いに対して、細かいパスワークで何とか攻撃を組み立てようとするが、相手のプレスが早くてアタッキングサードにほとんど侵入できず。特に日本のボランチに対して前後から挟み込む守備が早く、一瞬でも判断に迷うとあっという間にボールを奪われてしまう。

相手の寄せを剥がせれば一気にチャンスが作れそうなのだが、やはりあまりにも1対1で劣勢ではどうしようもない。前半16分には右サイドをロングパスで突破され、強烈なシュートを浴びるがGK山下がしっかりセーブ。日本はようやく30分に岩渕が最初のシュートを放つのが精一杯。

その後、少し中国のプレスが落ちて日本がボールを持てるようになるが、すぐに日本も疲れてただ前に蹴るだけになってしまい、またピンチを量産してしまうが何とか前半を耐え忍ぶ。後半も変わらずセットプレイの連続から、7分に相手のFWに抜け出されるが何とか三宅が足を出してカバーするヒヤヒヤな展開。

日本も、後半は長谷川が下がってボランチを助け、空いたスペースに他の選手が入り、そこにワンタッチパスを繋いで攻略しようという意識は見られるが、いかんせんミスが多くて戦況を変えるまでには至らない。ここで日本は籾木に代えて菅沢を投入。

中国は18分にPA内で完全に抜け出し、GKと1対1になるも相手のシュートは枠の上で、絶体絶命のピンチも運良く失点にならず。しかしこれをきっかけにしたかのように中国の足が急激に止まり、後半23分には日本がこの試合初めての連続攻撃。

しかし日本が前に出て来た分、中国にもカウンターのチャンスが生まれ、後半30分には左サイドで基点を作られ中に入った17番にダイレクトでゴール左隅に打たれるが、山下がチームを救うファインセーブ。39分に日本はPA内で中島が倒されてPKの笛が鳴ったががオフサイド。

そして後半45分、DFからのロングパスを受けた岩渕が反転、右サイドを走る中島へ展開すると、ダイレクトのクロスをニアに飛び込んだ菅沢がダイビングヘッドを決めて日本が劇的なゴールを決める。中国はもはや反撃の力を持てず、3分のロスタイムは意外とあっさり過ぎて試合終了。

まあ決勝トーナメントに入ってからは、ピッチの影響もあるんだろうけど3試合連続で相手に押し込まれ、終始劣勢の中で相手のシュートミスなどに助けられ、準決勝と決勝ではともに4-14と3倍のシュートを打たれ、でも気がついたら勝利しているのはマジックとかじゃなくて、純粋になでしこジャパンならぬ「不思議ジャパン」と言うしかない謎の勝負運があった。韓国と決勝を戦う男子代表にも運を分けて欲しい(笑)。

そういう意味では、間違いなくMVPはGK山下、次点でCBの鮫島である事は衆目の一致するところだろう。逆に、籾木や隅田、長谷川ら若手攻撃陣の出来は物足らなかった。もっとパススピードやキープ力を上げていかないと、アジアよりも上のレベルではとても戦えないだろう。ひとまずおめでとうだが、明日にはさっさと忘れて次に進んでもらいたい。

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2018/09/01 | なでしこ

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