「あえて選手層に不向きな戦術で、”ドイツ代表”養成ギブスを狙っている?」アジア大会・サッカー男子 グループD 日本-ネパール

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東京五輪を睨んで日本はU-21のメンバーで臨んでいるアジア大会。日本の1次リーグはネパール、パキスタン、ベトナムが相手で、行徳浩二監督率いる初戦のネパールはU-23の選手にOAを加えたメンバーで臨んで来た。

日本のメンバーは、1トップに上田、2列目が三苫と三好、WBが初瀬と長沼、ボランチが松本と渡辺、3バックが杉岡、立田、原という、森保監督おなじみの3-4-2-1フォーメーション。

試合開始から予想通り日本が圧倒的にボールを支配、ネパールは4-1-4-1の形で自陣にゾーンを組むが、序盤は日本の中盤にプレスをかけようとするが、逆に日本はその裏を狙って攻撃を仕掛け、前半6分に渡辺の浮き球から長沼が抜け出し、キープしてからの折返しを三苫が冷静に流し込み日本が幸先よく先制する。

その後も上田が左サイドからシュートを放ったりとチャンスが続いたが、ネパールがボールの出しどころへのプレスをやめて、アンカーがDFラインに吸収された5バック、SHが両方下がった6バックにして完全に自陣で壁を作ってからは日本の攻撃が停滞してしまう。

日本の1トップは上田だったがネパール相手にポストプレイで勝てず、三苫も三好もアタッカーというよりはゲームメイカーで、WBがドリブルやクロスにスペシャルな能力を持たない初瀬と長沼では、どうしても攻撃が中央に偏ってしまい、PAの幅に4-3のゾーンを作って守り倒すネパールの守備を全く崩せない。

それでも3~4回は上田に決定機はあったのだが、シュートは力なくGKの正面に飛んだりゴールマウスの枠を捉えなかったりで、この試合は彼の日では無かった。交代で入った前田大然も、高さだけでは上田以下で、スペースがあってこそ生きる選手なのでこういう試合ではほとんど存在感を出せなかった。

シャドーにもWBにもサイドアタッカーがおらず、1トップの選手は高さやポストプレイが無しという状態で、3-4-2-1のフォーメーションで今後どうやって点を取って行くのか森保監督のプランが謎でしょうがないんだけど、もし可能性があるとしたらレーブ監督がドイツで実践している「ローテーションサッカー」なのかもしれない。

その意味で興味深かったのが、後半20分に左CBとして投入された板倉のプレイ。試合に入ってからしばらくは無難に横パスやバックパスしか出していなかったが、終盤になるとWBの位置まで上がって攻撃に絡むようになり、それまでは強固だったネパールの守備に綻びを生じさせる働きを見せていた。が、それだけではドイツサッカーには程遠い。

ただひたすらしょっぱかったこの試合に興味を見出すとすれば、サイドアタッカーに乏しいのを承知した上で、森保監督が3-4-2-1のサッカーでいったい何を実現しようとしているのか。次のパキスタン戦は中1日で大幅なターンオーバーが予想されるだけに、大きなヒントが見えて来る事に期待したい。

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2018/08/15 | 五輪代表

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