「遠藤と冨安がダブル先発、ミスはあったがポジションの適正は感じられた」ベルギー・ジュピラー・プロ・リーグ第3節 シント・トロイデン-ロケレン

昨日は、スカパーでシント・トロイデン対ロケレンの試合を放送していたのでそれを観戦。しかし今期はブンデスリーガなどスカパーが放映権獲得で巻き返していて、画質が良くて止まらないビデオ録画で見られるのはありがたいんだけど、試合数が限られているのが困るよね。DAZNなら植田の試合もやってくれるだろうし、あちらを立てればこちらが立たずだなと。

さて遠藤と冨安が先発、関根も初めてベンチに入ったシント・トロイデン。しかし日本人が3人もベンチ入りして、現地のサポーターはどう思ってるのかはちょっと気になるところ。フォーメーションは3-4-3で冨安は3バックの右、遠藤はダブルボランチの一角のポジションで先発。

初先発となった遠藤のプレイだが、試合の立ち上がりは、無理な体制から出そうとしたパスがカットされたり、ボールキープを奪われてピンチになるなど、空回りなプレイが目立ったが、後半からは完全にアンカーのポジションとして固定され、それでも時々動き過ぎるんだけど、ベンチから指示が出ているようで徐々にプレイが落ち着いて来た。

前半はロケレンに押されていたシント・トロイデンだったが、チームも前半35分頃から遠藤のプレイと呼応するかのように調子を上げ、後半になるとずっとシント・トロイデンのペースで試合が続いたものの、、26分にセットプレイから2人がフリーになるが決められず、決定機を物にできない。逆に後半32分、冨安がユペールに裏を取られて抜け出され、そのままシュートを決められてしまう。

こりゃシント・トロイデンの負けパターンかなと思ったのだが、後半38分にスローインから右サイドでボタカがドリブルで抜け出し、クロスをトゥレイがヘディングで合わせてシント・トロイデンが同点。そして後半ロスタイム、CKからのこぼれ球を遠藤がシュートもヒットせず、大きく外れてしまって試合終了。シント・トロイデンは3戦連続のドローに終わってしまった。

遠藤はダブルボランチの時は判断が遅くて不安定だったが、アンカーに固定されてからはまずまずのプレイ。能力的にも、アンカー固定でプレイするほうが良いのではないかと思う。冨安は失点場面以外は安定していただけに少し残念。まあ選手層的にサブに落ちることは無いと思うが、次節こそは挽回を期待したい。