「河野大臣にまで煽られ、イニエスタにとってはほろ苦いデビュー」J1第17節 ヴィッセル神戸-湘南ベルマーレ

昨日は恒例のイベントに朝から出かけて夜はフラフラ状態だったので、2万6146人の観客が集まったノエスタの湘南戦を、イニエスタが出場してからの時間だけ見てみた。

いきなりファーストタッチで絶妙なトラップからターンを見せて観客の歓声を呼んでいたが、その後は湘南も接待プレイはせずにインサイドハーフの位置に入ったイニエスタを厳しくマーク、高い位置に居てもボールが来ないので、イニエスタがボランチの位置まで下りてプレイする事が多く、チャンスメーカーと言うよりプレーメーカーとして働いていた感じだったね。

35分ほどのプレイの中で、ゴールに迫ったのはウェリントンのシュートに繋がったスルーパスと、CKからダイレクトで叩いたボレーシュートぐらい。それでも広い視野で常にウェリントンを狙っていたし、田中順也が一瞬スピードを緩めてしまったために届かなかったスルーパスなど、味方との呼吸、信頼関係が出来てくればもっと得点チャンスは増えるだろうと思った。

が、神戸の問題は守備。イニエスタ獲得のためにカタールへ放出したチョン・ウヨンの穴は大きく、イニエスタが出場してからパスミスでカウンターを喫して奪われた3点目にしても、守備の連携がバラバラで最後はポツンと宮1人が立っているだけの状態であっさりアシストを通されていたし、これでは非情に厳しい。しかもイニエスタやポドルスキに守備は期待できないので、余計に後ろが頑張らないといけないのだが現状は正反対である。

三木谷氏も、河野太郎外相に煽られて悔しいと思うなら、夏の間にしっかり守備陣も補強してもらわないとね(笑)。