「岡崎と武藤のショットガンフォーメーションが炸裂?」ドイツW杯 ポーランド戦展望

さて今度こそポーランド戦について軽く展望・・・と言いたいところですが、正直言って全く読めません。

試合が難しいのは確かです。今大会でも、サウジ、ペルー、コスタリカ、韓国と第2戦までに(ほぼ)グループリーグ突破が無くなったチームが最終戦で負けていませんし、ポーランドは2002、2006年の大会で初戦と第2戦を敗れたのにいずれも最終戦を勝利するなど、プレッシャーから開放されたチームののびのびパワーは恐るべきものがあります。

しかも試合会場のボルゴグラードは日中は40度にもなる酷暑の地。日本はイラク戦で苦しんだように、湿度のない暑さが大の苦手で、平均年齢も高いので回復力が劣ります。選手を変えるなら2戦目だと思いましたが、西野監督が同じスタメンを選んだために、原口や長谷部あたりにはかなりの負荷がかかっているはずです。

そしてポーランドもどんなメンバーで来るかは分かりません。フォーメーションはおそらく3バックではなしに、本来の4-2-3-1で自分たちのサッカーをやって来るでしょうが、レヴァンドフスキの先発は動かないにしても、選手はフレッシュなメンバーに変えてくるかもしれません。

いずれにせよ、ポーランドの強みはサイドアタック。ボールを奪うと大きくサイドに展開、ニアゾーンも使ってレヴァンドフスキに合わせる攻撃は、分かっていても止められない迫力があります。が、コンディションを考えるとそういう時間帯は試合序盤、後半開始序盤に限られるでしょう。日本はそこで我慢し、絶対に先制点を与えない事です。

岡崎、武藤と2トップも!西野監督が6人入れ替えテスト 28日ポーランド戦/W杯 (1/3ページ) – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

西野監督がスタメンを6人入れ替えたというニュースがありますが、いきなり宇佐美は無いにせよ、岡崎と武藤の2トップにSHが酒井高徳、ボランチが山口という可能性は意外とあるんじゃないかと思います。もちろんその狙いは攻守の切り替えと運動量。

前からプレスをかけるポーランドに対し、岡崎と武藤がショットガンのようにDFライン裏や横へと走り込み、柴崎が長いボールを繰り出す。攻撃面だけでなく、コロンビア戦ではCBからレヴァンドフスキに長いパスが通ってGKと1対1になるチャンスがありましたが、ポーランドのDFに対しても前からのプレスが必要ですからね。

そしてセカンドボールに対しては酒井高徳と山口が走り回って徹底的に拾う。そして後半になって相手が疲れたところで、大迫や乾が登場してバイタルエリアを支配する。てな感じで行ければいいですけどね、とにかく後半の序盤までは何とか無失点に抑えること。そうすれば勝ちは必ず見えて来ます。今回こそ、ポカの無い川島で行ってもらいたいものですな(笑)。