「植田と槙野、そして武藤のスピードが日本を救う鍵」ロシアW杯セネガル戦の希望
もうセネガル戦のキックオフまで3時間と少しになったわけですが、2時まで起きてると月曜がしんどいなとか、相変わらず自分の中で気持ちの盛り上がりとか緊張感はありません(笑)。
コロンビアに勝った事で何かが変わるかなと思ったのですが、やはりあの代表は「自分たちの代表」ではなく「彼らの代表」になってしまった事を再認識させられただけでした。
とは言え、日本が勝つ事が嬉しくないわけではなく、コロンビアに勝利して世間が「大迫半端ない」で賑わっているのを見ると、たとえ田嶋体制の延命になってしまったとしても、やはり日本のサッカー界のためには3連敗で終わってしまうよりは良かったなと思ってしまう自分がいます。
なので、ちょっとだけ前向きに切り替えて、試合前の展望を復活させてみようかなと。
前日の会見で西野監督はコロンビア戦からチームを変えないと語ってましたが、そのままで行ってしまうのはあまりにも無謀と言えます。前にも書きましたが、このグループで2戦目に余裕があるのは日本だけで、おそらくグループ最強のセネガルを前にベストメンバーで臨むのは得策とは言えません。
しかも相手はカウンターが強力で、クリバリ、サネ、エンドィエ、ニアンと高さのある選手が揃っているので、セットプレイでも劣勢が予想されます。そのため、日本がまず第一に考えるべきは、高さとスピードで対抗できる守備陣を揃えること。コロンビア戦ではCBに昌子が起用されましたが、ここは槙野、吉田、植田の3人を使うべきです。プラス長友、酒井宏樹の5バックか、長友を前に上げて槙野左SBでもいいかもしれません。
そしてFWにはフォロワーが必要な大迫ではなく、武藤を起用して1人で裏を取ったりスペースに走ったりしてもらう。2列目は運動量のある浅野、中島が欲しかったですが仕方ないので、コンディションが良いのなら誰でも。ボランチは柴崎と山口で、柴崎から武藤への一発のパスを狙うか、セットプレイでの得点を狙う。
とにかくセネガルには負けてもともと、3戦目はコロンビアと全力で戦った後のポーランドが相手、もしポーランドがコロンビアに、日本がセネガルに負けても、よほどの大敗をしない限りはポーランドにはまだ勝ち抜きの可能性が残るので、日本戦はベストメンバーの継続で疲労が溜まっている事でしょう。日本は是非セネガル戦で主力を温存、サブメンバーの活躍に賭ける戦略を取ってもらいたいところです。
-
前の記事
「ベルギーは案外決勝トーナメントでコロッと負けてしまうのでは」ロシア・ワールドカップ グループG ベルギー-チュニジア 2018.06.24
-
次の記事
「この謙虚に相手をリスペクトする姿勢があれば、ザックジャパンでも結果は出せたはず」ロシア・ワールドカップ グループH 日本-セネガル 2018.06.25