「またもコウチーニョに救われたブラジル、しかし世界の注目は”大根役者”ネイマールに」ロシア・ワールドカップ グループE ブラジル-コスタリカ

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初戦でスイスにまさかのドローを喫し、さすがに2試合目ともなると調子を上げて来るのではないかと思われたブラジルだったが、まさかコスタリカ相手にここまで苦戦するとは誰も想像していなかったに違いない。

ブラジルは4-3-3で、3トップがネイマール、ジェズス、ウィリアン、インサイドハーフがコウチーニョとパウリーニョ、アンカーがカゼミーロ。コスタリカは5-4-1のフォーメーション。

コスタリカの狙いは、3バックでブラジルの3トップを牽制しつつ、WBがDFラインまで下がってマルセロの上がるスペースを潰す。ブラジルはネイマールがまだ本調子でないのかボールタッチが少なく、だんだん足が止まって攻めあぐねる展開になる。

すると最初の決定機はコスタリカ。前半12分にマルセロが上がったスペースをダイレクトパスで崩し、右サイドからの折返しをボルヘスがフリーで合わせるもファーに外れる。

その後もコスタリカはただベタ引きするだけではなく、ネイマールが守備に戻らなくてマルセロの前や後ろに出来るスペースを使い、ダイレクトパスを繋いで鋭く分厚いカウンターを仕掛け、ボールを奪われてもゲーゲンプレッシングをするなどメリハリの効いたプレイを見せる。

25分頃、ブラジルはようやくエンジンがかかってジェズスが縦の動きでコスタリカの守備を揺さぶると、ネイマールが立て続けにサイドへ飛び出し、裏に抜けてシュートを狙うが間一髪でコスタリカのGKケイラー・ナバスに防がれる。その後はまたブラジルはリスクオフ、外からのクロスやミドルでお茶を濁して前半終了。

後半から前半は精彩を欠いていたウィリアンに代えてドゥグラス・コスタが入り、サイドからドリブルでコスタリカのラインを下げると、後半4分にジェズスのヘッドがクロスバー、コウチーニョのシュートはDFに当たる連続の決定機を作るがどちらも決まらず。さらに11分にネイマールが中で合わせたボレーもナバスが反応して上に弾く。

その後はまたもブラジルの足が止まり、ドゥグラス・コスタのドリブルはダブルチームで消され、フィルミーノを投入するもカゼミーロにミスが多発して何度もピンチを作るブラジル。そんな中で26分にネイマールが自身のパスカットからフリーになるも巻いたシュートはファーへ飛んでしまう。

しかし後半32分、ショートカウンターからPA内でパスを受けたネイマールが切り返し、そこをコスタリカの選手が手で倒してしまい一度はPKの判定。しかしVARではネイマールが自ら倒れたという事でノーファールに。

そして試合はとうとう後半ロスタイム、まさかのスコアレスドローが見え始めた時、マルセロのクロスをフィルミーノが落とし、ジェズスが流したボールにコウチーニョが飛び込み、トゥキックでナバスの股間を撃ち抜いてブラジルが劇的な勝ち越しゴールを決める。

こうなると試合はもうブラジルのもので、残り5分のロスタイムはひたすらボールをキープし続け、ネイマールはヒールリフトを披露するという、さっきまでの悲壮感はどこに行ったのかという余裕ぶり、最後はパスカットからドゥグラス・コスタがクロス、それをネイマールがようやく決めて2-0で終了。

試合終了直後に、ネイマールがピッチに跪いて泣いている(?)シーンが注目を集めていたが、今のブラジルはコウチーニョで持っているようなものだし、何よりまだ決勝トーナメント進出は決まっていない。セルビア戦に負けたらグループリーグ敗退もあり得る。ネイマールに加えてレアル組のカゼミーロ、マルセロにミスが多く、右SBのファグネルがパッとしないのが気がかりだが、ここからブラジルは調子を上げて行けるのかどうか。

前回はベスト8と躍進したコスタリカは、これで2試合無得点でグループリーグ敗退が決定。守備もカウンターも組織だっていて素晴らしく、ブラジル戦でも決定機を作るなどナイスゲームを見せたが、最後に点を決める人がいなかったのが残念だった。

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2018/06/23 | ワールドカップ

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