「日本がセネガル戦で取るべき戦略は、まさかの”攻撃選手の総とっかえ”?」ロシア・ワールドカップ グループH ポーランド-セネガル

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昨日はもちろん、これから日本が対戦するセネガルとポーランドの試合をじっくりと観戦。

ポーランドはレヴァンドフスキの1トップに、2列目がグロシツキ、ミリク、ドルトムント時代にはクバと呼ばれたブワシュチコフスキ、右SBがピシュチェクと香川と関係のあるプレイヤーが並ぶ4-2-3-1の布陣。セネガルは4-4-2で2トップはディウフとニアン、注目のマネは左SHとして先発。

どちらも守備時には4-4-2の3ラインゾーンを引いて待ち構え、ボールを奪ったらカウンターという狙いのサッカー。特にセネガルは、フランスリーグで良く見るようなアフリカ系選手が多いクラブとは異なり、左右にもコンパクトな守備を引いて来るため、ポーランドはレヴァンドフスキに全く縦パスを入れる事が出来ない。そして中盤で少しでも判断に迷いが出ると、ヌデュアイェとゲイェのダブルボランチを中心にニュッと長いリーチの足が出て来てボールを奪い、カウンター攻撃を繰り出して来る。

そんな感じで、互いにサイドを中心とした慎重な攻めになってチャンスがあまり生まれないまま迎えた前半37分、左サイドでクリアボールをニアンがキープ、マネを経由してからゲイェが放ったミドルが相手に当たってコースが変わり、オウンゴールとなってセネガルが先制点をゲットする。

後半になるとビハインドを負ったポーランドが、ブワシュチコフスキに代えてベドナレクを投入して3-4-3のフォーメーションに変更、ゾーンの外側を基点にして中を使う攻撃が機能、セネガル陣内に攻め入る場面が増えて来る。前半はボールをもらいに下る事が多かったレヴァンドフスキも高い位置で絡めるようになる。

が、後半14分にニアンが倒れたところでセネガルが選手交代、その直後にポーランドが大きくバックパスをすると、いつの間にかニアンがピッチに入っていてそのままワンタッチでGKを交わしてそのままゴールに押し込み、セネガルがラッキーな2点目をゲットする。

2点のリードを得たセネガルは、ここでFWにのディウフに代えてヌドイェを入れて4-1-4-1にフォーメーションを変更、レヴァンドフスキに利用されていたバイアルエリアを埋めにかかる。

ポーランドも3CBと1トップのミスマッチを利用してSBを高い位置に上げ、前線が下がって受けてからオーバーラップするSBへ展開する攻撃で打開を狙う。そしてようやく後半41分、アーリークロス気味のFKをクリホビアクがヘディングで押し込み1点を返す。だが反撃もそこまで、セネガルが2-1で逃げ切った。

この試合を見る限りでは、チームの総合力としてはセネガルのほうが上なのは間違いない。ゾーンの中は非常に強力で高さもあり、単純なクロスやCKはほぼ無効化され、リバプールで鍛えられたマネはプレスバックも忠実、サイドにフラフラ流れてもたもたボールキープをしていたら、あっという間にカウンターの餌食になってしまうだろう。

しかし攻略法は決してゼロではなく、ゾーンの外側やDFラインの裏を使った攻撃に対する反応はそれほど速くないし、ボールをしっかり回して相手の守備を広げつつ香川や乾のようなすばしこい選手が中でボールを受けられるとチャンスは作れると思う。

ただ戦略的に見れば、3戦目でコロンビア戦を残しているセネガルは2戦目で絶対に勝っておきたいところだし、コロンビアとポーランドは言うまでもなく残り2戦をベストメンバーで戦わざるを得ない状況を考えると、唯一2戦目を捨てられる余裕があるのは日本だけである。

攻撃陣には、コロンビア戦で疲弊したメンバーを温存し、サブだった武藤や宇佐美、本田、岡崎、酒井高徳らを使って精魂尽きるまで走ってもらい、あわよくば後半にカウンターで勝利を掴みに行くか、最悪負けても良しというスタンスで行ってもいいのではないかと思っている。西野監督に今さら失うものなど何も無いのだから、ここは思い切った采配を期待したいところだ。

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2018/06/21 | ワールドカップ

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