「この人が会長になっていれば、サッカー協会はもっとマシになっていただろうに」Jリーグラボ #62
- 2018.04.25
- コラム・書評
昨日は会社の新人歓迎会で帰宅したのが遅かったので、サッカーの試合は見ずじまい。なので、今年の2月に放送が行われていた原博実さんが出演していた、Jリーグラボ#62の聞き書きを載っけてみます。
現況について
- 今はJリーグの決まりごとを決める事で忙殺されている。キャンプも見たいけどなかなか全部は見られていない。
Jリーグ25周年と金曜開催
- 新たな客層を発掘したい。今までのサポーターには迷惑をかけるかもしれないけど、露出を増やしたい。
- 金曜開催が経営的に無理なクラブはあるので配慮はしている。
入れ替え戦
- 出来るだけJ1を経験してもらうために3チーム入れ替えにしていた。
- ACLの負担も多いので2.5にする事にした。J2にしてみたらプレーオフを残してほしい、なので決勝でJ116位と戦うトーナメントにした。
- J3とJFLの入れ替えを行うかが今後の課題。
- ルヴァンはACLと同じレギュレーションでやってみた。Jリーグの目標としてはACLの比重が高くなっている。
- 21歳以下の選手が1人しかいないクラブもあるので、規定はなるべく早く決めるようにしている。
ACLのサポート
- AFCの決まりは細かいので語学のある人を派遣、ビザの申請をサポートしたり、交通費のサポート、日程などをサポートしている。
浦和が優勝したという結果につながったのは良かった。 - ACLの出場枠が2+2になった。予選リーグの平均点で、代表の成績SCOREの割合が1割に減った。
- 戦力としては、助っ人は中国のクラブに負けているが、トータルでは上回っていると思っている。その助っ人をどう抑えるかがポイントになっている。
VAR
- 鹿島対セビージャの試合でもトライアルをしている。今後もトライアルは続ける予定。
- 採用が決定しているロシアW杯の結果次第で流れが決まるだろう。
外国人GKの増加
- 日本人はどんどん勝負すればいいと思う。中村や東口は競争を歓迎している。そこを制限しても世界で通用しない。チーム内で競争して互いに切磋琢磨するのが大切。
- 韓国の選手が日本に来たがるのはサポーターが多いから。それが韓国のためになっても良い。
- ハワイでキャンプをやるのはMLSとのテストマッチも目標。でもハワイはピッチが悪い。東南アジアは交通は悪くて運営が計算できない。
- 外国人がJに来たら伸びるような、アジアNo.1のリーグでありたい。そのためにいろんなチャレンジをし続ける姿勢は欠かせない。地方が元気にならないと。学校とかに絡みたい。
もちろん、この放送が行われたのはJリーグ副チェアマンだった時代です。今は協会の技術委員になってていますが、それがJリーグ側の立場としての復帰としても、会長選に敗れて2段階降格を食らったご本人の元へと戻るのは、どこまでも人のいい方だと思いますよね。
原さんが会長になって、霜田さんが技術委員長のままだったら、サッカー協会ももっとマシな組織になっていただろうにと残念でなりません。ロシアW杯の後に何かが起きて、それが良い方向に転ぶ事を願うしかありませんなあ。