「初出場の初山選手、250kmの逃げに乗ってアピール」ミラノ-サンレモ2018

昨晩、DAZNでどの試合を見ようかザッピングしていたところ、自転車ロードレースのミラノ-サンレモを見つけたので、サッカーじゃなくてそちらを見ることにしました。

私にとって自転車ロードレースはサッカーよりも好きだった歴史が古くて、かつてはツール・ド・フランスを見るために自転車でラルプ・デュエズに登った事もあったぐらいなのですが、昨今のドーピングスキャンダルに加えてスカパーが放映権をかなり手放したのもあって、昔のような熱意は失ってしまいましたね。

スカパーが手放した分は、このミラノ-サンレモのようにDAZNで放送していたりするのですが、レース自体は8時間、放送も4時間に渡る長丁場なので、これを全部録画で見るのはかなり厳しいです。なので、スカパーの時は1.5倍速やザッピングを駆使して見ていたのに、DAZNはこれが非常にやりにくい・・・せめてダウンロード機能があれば良いのですが、今の時点では相当に覚悟が必要なんですよね。

今回のミラノ-サンレモは、「プリマヴェーラ」というあだ名で知られた歴史のあるクラシックレースですし、日本人で初出場の初山選手が逃げメンバーの中に入っていたのを事前に知っていたので、頑張って見ようかという気になったものの、そんなビッグレース以外はもうDAZNで見る気が起こらないです。困ったものだ・・・

さて、雨のミラノをスタートした集団から、直後に初山選手を含む9人の逃げが決まったものの、当然ながらワンデーレースで最初の逃げがそのまま決まることはあり得ず、ゴール前40kmの地点で初山選手は逃げ集団から脱落。でも逃げに乗ることはチームにとってスポンサーへのアピールになりますし、選手個人としても名前を売るメリットは大きいですからね。

そして残りの逃げも間もなく吸収され、終盤最初の勝負どころであるゴール手前21km地点のチプレッサ峠では、集団はハイペースなまま通り過ぎて大きな動きは無かったのですが、ラスト3.7km地点でのポッジオ峠になるとブルグハート、ドリュケールによる逃げが始まり、頂上まで1.5kmというところでニーランズとニバリがアタック、ニバリがさらに加速して単独アタックでポッジオ峠をクリア。

残り2kmで10秒、1kmで7秒と着実に集団とのタイムが縮まり、集団も懸念された牽制が始まらずにこれはニバリは厳しいかと思ったのですが、そのまま驚異的な粘りを見せて最後はわずか数mの差で逃げ切り、ホームのイタリア人選手としては12年ぶりの嬉しい勝利になりました。そして初山選手は15分遅れの150位にはなりましたが、自転車レースでも屈指の長い距離を走るミラノ-サンレモを無事完走。大健闘な1日となりましたね。

今はJSPORTSの視聴をやめていますが、4月はパリ-ルーベやリエージュ~バストーニュ~リエージュなんかもあるので、ちょっとだけ契約を復活させましょうかね。