「武藤がドッペルパック、やはり2トップが日本人に適しているのか」ドイツ・ブンデスリーガ

昨日は朝から恒例のイベントに出かけて酔っ払って帰って来たのだけど、シュツットガルト戦で武藤が2得点したというニュースを聞いていたので、寝落ちしそうになりながら何とか録画観戦。

まず前半3分に、クアイソンが胸で落としたボールを武藤が股抜きシュート、これは惜しくもシュツットガルトGKツィーラーに当たってしまったが、立ち上がりはマインツが一気の攻めを見せるが、すぐシュツットガルトのペースに変わる。前半11分にエズチャンがフリーで放ったヘッドはバーの上に飛んだが、19分にCKからマインツGKツェントナーが飛び出して触れず、デ・ヨングのクリアを拾ったバドシュトゥバーが押し込みシュツットガルトが先制する。

マインツもすぐさまサイド攻撃を強めて反撃、前半41分に、ブロジンスキのクロスからゴールと思われたがVBAでセルダルのハンドと認定されてノーゴール。この試合は運が無いなと思っていたら、ロスタイムに武藤がバウムガルトルのパスを受けて反転、そこから放ったシュートが無回転になって鋭く落ち、ツィーラーも反応できず同点ゴールが決まる。

後半からシュツットガルトは3バックに変更、前半はマインツに支配されたサイドをマンツーマンで封じにかかったが、後半8分に左サイドを突破したホルトマンのクロスに反応した武藤が体を投げ出しシュート、これはツィーラーに防がれたが、こぼれ球を倒れたままの姿勢で再び武藤が押し込みドッペルパック。さらに19分には左サイドから切れ込んだホルトマンがツィーラーの脇の下を抜くゴールを決めてマインツが3点目。

シュツットガルトはロスタイムに、ブロジンスキからボールを奪ったゲントナーがクロス、これをギンチェクがニアであわせて1点差にしたが反撃もそこまで。マインツが武藤の活躍で連勝、順位は15位のままだが勝ち点を20に伸ばし、降格圏から4差となった。

武藤は全体的な出来としては、対人勝率やパス成功率もそれほど高くは無かったのだが、シュート数は6本とチームトップだったのがこの結果に繋がったわけで、やはりFWはシュートを打って結果を出してナンボなんだなと。そういう意味では、やはり体格的にハンデが多い1トップや、スピードが何より必要なウイングよりも、日本人FWは2トップでやるのが一番適しているんだろうなと思うが、代表もそうだが今は2トップを採用するチーム自体が少ないのが悩みどころである。