「ガルシア監督に対する酒井のリベンジパフォーマンス」UEFAヨーロッパリーグ グループI マルセイユ-コンヤスポル

昨晩はいつものように各国のリーグ戦が行われていたけど、これは絶対に見たいという試合が無かったので、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ、マルセイユ対コンヤスポルの録画を見てみた。

マルセイユのホーム、ベロドロームのスタンドはかなり空きがあったがスタメンはほぼベストメンバーの4-3-3。対するアウェイのコンヤスポルは4-5-1のフォーメーション。

コンヤスポルの守備は、4バックは横並びのラインを形成するが、中盤の5人はほぼマンマークで、そのハイペースな追い回しにマルセイユの中盤はなかなか自由にさせてもらえず、シュートは4本打ったがいずれも単発なミドルのみと攻めあぐね、逆に一発のロングボールで裏を取られてしまったりとイライラが募る展開。

前半30分頃からようやく相手のプレスが落ちてマルセイユがボールを持てるようになるが、パイェやトヴァンのラストパスがいまいちタイミングが合わず、決定的なシュートの場面は作れないまま前半を終了する。

しかし後半開始早々に、酒井がタイミングの良いオーバーラップから右サイドを深くえぐる突破を見せ、その流れで得たパイェのCKをファーに流れたラミが頭できっちり合わせてマルセイユが大きな先制点をゲットする。

これで勢いに乗ったマルセイユは、前に出てきたコンヤスポルに対し、カウンターから流れる攻撃で何度も決定機を作るのだが、ジェルマンのフリーなシュートがクロスバーに当たるなど、この日のマルセイユはとことんゴールが決まらない、19分には攻撃参加した酒井がワンツーから抜け出し、コンヤスポルGKキリンティリと1対1になるシュートを放つが、ボールはGKの足に当たってこれも決まらない。

結局マルセイユは後半だけでシュート12本、PA内から8本のシュートを放ったが奪った得点は1つのみ。グループリーグ初戦で勝ち点3という結果はゲットしたが、内容的にはいまいち煮え切らない試合になってしまった。

その中でも酒井はキレの有る動きを見せてMOM級の働き。前節は前半のうちに不可解な交代をさせられてしまったガルシア監督も、今回はフル出場で使わざるを得ないぐらいに攻守において納得の出来だった。あとはクロスの質さえ良ければワールドクラスなんだけどね~(笑)。