「グループAでシリアが不気味な浮上」アジア最終予選各グループの状況

昨日は出張からの帰りで、当然ながら帰宅してから試合を見る時間なんか無かったので、まずは勝った時限定のアジア最終予選各グループの状況から。

グループA(順位表

既にグループ突破を決めたイランと、2位韓国の試合はイランが退場者を出しながらも0-0で守りきってドロー。3位のウズベキスタンはアウェイでの中国戦で、終盤にPKを取られて敗戦したため、勝ち点14と12でお互いの順位の逆転はならず。しかしウズベキスタンは前の大会もそうですが勝負どころでことごとく結果が出せないですね・・・

その隙に浮上してきたのがシリアで、カタールに3-1で勝利して勝ち点が12、ウズベキスタンを得失点差で上回り3位に浮上して来ました。カタールはこれで自国開催がW杯初出場という不名誉な記録が確定してしまいました。シリアとウズベキスタンに勝ち点3差の中国は、まだギリギリでプレーオフの可能性が残されています。

最終節は、ウズベキスタンと韓国が直接対決。ホームのウズベキスタンは、勝てばW杯出場決定になるだけに意気込みは相当なものでしょう。韓国は負けてしまうとシリアに抜かれてプレーオフ圏外になってしまう危険性があるだけに、どちらも決死の戦いです。まあウズベキスタンの異常な勝負弱さを考えたら普通に韓国が勝ってしまいそうですが。

シリアはアウェイで首位のイランと対戦。シリアのアサド政権はシーア派から支援を受けているぐらいなので友好国同士の対戦。イランが空気を読んで忖度する可能性が無いとは言えませんからね。

グループB(順位表

グループBは、もちろん日本は勝ち点20のグループ首位で突破確定。後は2位とプレーオフの争いになりました。

日本に負けたオーストラリアは、勝ち点16でサウジアラビアと同勝ち点ながら得失点差では2差で3位。最終節がホームでのタイ戦になるため勝ち点3は固いところでしょうが、日本がサウジに負けた場合は得失点差での争いになるので、タイ戦でどれだけ得点を積み重ねられるかも重要です。

サウジは、UAE戦でまたもPKをもらって先制したものの、ゴラッソ2発を食らってまさかの逆転負けで、一気に日本が楽になった事は記憶に新しいところ。最終節はオーストラリアの負けが期待できないので、自動出場枠を確保するためにはとにかく日本に勝つしかありません。日本は長谷部と香川が代表を離脱し、オーストラリア戦から大幅なターンオーバーをして来る事は確実なので、サウジにも勝つチャンスはありそうです。あとはサウジに審判がどれだけ味方するか(苦笑)。

UAEはまだ数字上はプレーオフ入りの可能性はありますが、サウジとの得失点差が8もあるので、最終戦のイラクに大勝した上でサウジが大敗、もしくはオーストラリアがタイに負けないといけないので、どれも実現性は低いでしょう。実質的にはオーストラリアとサウジのどちらかがプレーオフでしょうね。

ハリルホジッチの会見についても書きたかったのですが、今日は出張疲れがどっと出ていてこの辺で気力が尽きました。また時間と体力が出来れば書いてみます。