柴崎を寝取った格好になったヘタフェ、果たして両者は幸せな結婚となるのだろうか?

昨日はとある事情で早朝から病院へ行く羽目になり、ようやく昼頃解放されて炎天下の真っ只中を残った仕事の片付けに出かけ、帰ってからも薬を取りに行ったりで、とてもブログの更新どころではありませんでした。

なので、昨日書こうと思っていた柴崎の移籍先がヘタフェに決まったネタにも軽く触れてみます。

ご存知のように、ヘタフェは1部昇格をかけたプレーオフの決勝戦で戦った相手で、負けたテネリフェにとっては怨念の相手と呼べる存在。そのヘタフェが対戦相手にいた柴崎に一目惚れ、テネリフェにとっては来期の昇格を目指す上で絶対に残って欲しい選手だった柴崎をタダで引き抜くという、言わば愛妻を寝取った間男のような行為をしてしまったので、テネリフェサポーターの怒りは頂点に達しているようですね・・・

そこまで柴崎を愛してくれているテネリフェサポーターにとっては申し訳ない気持ちもありますが、そもそもテネリフェが半年契約しかしてなかったのが理由ですし、年齢的に25歳ともう若くない柴崎にとっては1年も欧州のキャリアを無駄に出来ないわけですから、個人昇格の選択はやむを得ないところでしょう。柴崎チックなパサーだったら大島とか代わりにどうですかね(笑)。

移籍先のヘタフェですが、昨シーズンは2部に居たとは言え、それまでの12年間は1部リーグをずっとキープしていた中堅クラブであり、清武がセビージャに行ったほどのハードルの高さは無く、柴崎が次のステップとするには悪くない選択だと思います。

プレーオフでの試合も見ましたが、柴崎加入後のテネリフェのサッカースタイルをさらに強化したような、中盤やバイタルでパスをしっかり繋いでサイドアタックを仕掛けるスタイルで、柴崎にとっては孤軍奮闘状態だったテネリフェよりはやりやすいチームじゃないかと思います。

ただ、これから対戦する相手は、レアルやバルサ、セレッソをコテンパンにしたセビージャのような、2部とは全く比較にならない強豪揃い。今のままの柴崎では、インサイドハーフやボランチとしては守備力が足りず、サイドハーフやトップ下としては個人打開力に欠ける、中途半端な選手として埋もれてしまう可能性が高いです。

来期リーガ・エスパニョーラの開幕は8月11日ともう目前。あと3週間弱という短い期間の中で、どれだけ自分とチームをレベルアップさせられるかが、開幕スタメンの鍵になりそうです。